WILLER×INGRESS

社長対談

WILLER ×INGRESS 社長対談
WILLER GROUP 代表取締役 村瀨 茂高 ナイアンティック 代表取締役社長 村井 説人

インターネットを活用することで人が動く、新しいユーザー体験が生み出せる。
ゲームと交通に、意外な共通ミッションが!

村瀨茂高(以下、村瀨)  元々、『INGRESS(イングレス)』というスマートフォン用ゲームを始めたのは、どういう経緯だったんですか?
村井説人(以下、村井)  イングレスを開発している「ナイアンティック」という会社は、グーグルアースの大元を作ったジョン・ハンケという人間が立ち上げたんです。グーグルアースが発展してグーグルマップになったんですが、インターネットという可能性を地図だけじゃなくてゲームだとか、これから出てくる新デバイスと掛け算をすることで、外に出るきっかけを提供して健康になってもらおう、と。
村瀨 偶然と言うか、僕らの会社のビジョンとまったく一緒なんです! 人が感動を得たり元気になるのって、やっぱり外に出て誰かと出会ったり、おいしいものを食べたり、心が洗われるような景色とか、そういう時だよね、と。なので、移動にバリューイノベーションを起こしていくというのがグループミッションなんです。ITを使いながら、いかに外に出てより深い感動を得ていただくか。
村井 外に出ていろいろな経験をすることで、幸せを感じて、ドーパミンが出てきてより気分が良くなる。今までそれはスポーツの役割だったんですけど、違う切り口や仕組みを作っていくのが、ナイアンティックであり、ウィラーなのではないかと思いますね。
村瀨 路線バスは、〝交通インフラ〞ですが、インフラにも乗客の想いを取り入れるマーケティングが必要だよねっていうのが、この10年くらいの間に僕らがやってきたことで。この10年で高速バスの利用人員は、8500万人から1億1500万人に増えたんですよね。これって、お客さんが乗りたいものを作ることによって新たな価値ができてきた、イノベーションなんだと思っています。そして、僕らの次の10年では、移動で感動を与えよう、と。単なる運輸会社じゃなくて、その中にちゃんとエモーションを生むようなコンテンツを考えていこうよ、と。そんなことを楽しみながらやってます。
村井 我々も、「イングレスというのは単なるゲームではない」といつも言ってるんです。それを体現している例として、各市区町村の観光課では、イングレスを市区町村を知っていただくツールとして活用されているんですね。イングレスでは、ミッションというのを作ることができて。寺社仏閣や公共的な建物だとかが〝ポータル〞というものになるんです。そこを巡ることで、メダルが貰えるんですね。
村瀨 なるほど。
村井 そこに人を呼んで楽しませるコンテンツが作れる、そういうプラットホームになっているわけです。その時に、まだ手が付けられていなかったのが、移動の間も楽しんでもらうことなんです。
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価値観を共有できる場所をいかに提供できるか

村井 MMORPGってゲームは、聞いたことありますか?
村瀨 いや、ちょっと…。
村井 大規模、多人数の同時参加型オンラインRPGです。自分が見ている1つのゲーム画面、それをみんなそれぞれの画面で見られるんです。
村瀨 ゲームに集まれるんだ。
村井 イングレスの楽しさっていうのはそういったところで、一人でやってももちろん楽しいんですけれど、大勢で集まって何かをするっていうことにもベストマッチなんです。なので、どこかの目的地へイングレス仲間で集まったり、初めての人たちが一緒にプレイしたりできるんです。
村瀨 日本人って人見知りですよね。
村井 かなり人見知りですね(笑)。
村瀨 人見知りで知らない人に声掛けるのが不得意なんですけど、でも1つ同じ目的を持つと、すごくよく喋るっていうのが日本人だと思うんですよ。
村井 そうですね。
村瀨 外に出て、自分一人で楽しんで帰るのも満足なんですけど、行った先で同じ目的の仲間が5人・10人とできたら、帰りのうきうきした気持ちが全然違う。外出先で同じ興味の人同士でコミュニティができて、実は景色がどうとかはあんまり覚えてなくて、あの人おもしろかったよねと。それがすごく大事なのかなと思います。
村井 価値観を共有できる場所を、いかに提供できるか、と?
村瀨 そうそうそう。
村井 人と出会うことによって価値観が共有されて、当然一人旅も楽しいけれど、共有することでさらに思い出が重なって多重化して色んな記憶ができる。人とのつながりもできる。それがおそらく、旅をよりリッチなものにしていくんですね。

世界に1台しかないクルマを一緒に日本で走らせる!

村瀨 では、これから一緒にやらせていただくバス、『NL-1331』の話を。これ、どういうものなんですか?
村井 エネルギーを探査するための特別なクルマです。アメリカとヨーロッパで走ってるんですけど、今回は『NL-PRIME 』という新たな名前で、日本で走らせることになります。
村瀨 日本の今回のこのバスが3台目。世界で3台しかない!
村井 そうです。シリーズとしては3台目ですが、NL-PRIMEは世界で1台、日本だけのものです。ユーザーはNL-PRIMEに出会うと、特別なレアなカードがもらえ、画面内にメダルが付くんです。そうやって、人が集まる仕組みを作って、新たな出会いを推進する。それがこのNL-PRIMEの役割なんです。
村瀨 ぜひNL-PRIMEをきっかけに、集まっていただきたいですね。
村井 今度、東京で1万人を超えると思われるイベントを行うんです。
村瀨 7月16日のお台場のイベントですね。ウィラーで大阪、仙台などから、アクセスバスを走らせます。
村井 ええ。これからはそういう、移動する間も楽しめるようなパートナーシップをと思っていまして。
村瀨 素晴らしい! 僕らって、実は、船など僕らがやっていない運輸事業を仲間に入れていくことができるんです。お台場で『旅博』が開催された時には、バスと一緒に船のチケットも扱ったんです。今回も、船がいいかもしれませんね、運河でお台場に向かってもらうとか。ということで、イングレスのパートナーはウィラートラベルしかないということが分かりましたね(笑)。両社で移動と人のコミュニケーションを、いろいろまたやりましょう!
村井 そうですね。ぜひ!

NL­PRIME
取材・文/三木 匡
撮影/井上洋平


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