【森の朝食コース&大人のスイーツコースを体験!】京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」に乗車してみた

【森の朝食コース&大人のスイーツコースを体験!】京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」に乗車してみた

京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」の新コースが2020年4月から運行されると聞き付け、早速行ってきました!

北近畿には、豊かな自然とその土地ならではの旬の食材がたくさんあります。今回はそんな食材をふんだんに使用した新しい2つのコースを体験します。それぞれの味・価格・京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」の乗り心地はどんなものなのかなど、気になる方は是非読んでみてくださいね。

京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」とは

美しい海やのどかな田園風景など様々に移り変わる車窓の眺めと共に、地元の食材をふんだんに使った料理が楽しめる観光列車です。

京都丹後鉄道丹後くろまつ号

天然木を贅沢に使用した落ち着いた車内の雰囲気が魅力的です。景色が見えやすい大きい窓も特長。椅子の座り心地もよく、長時間座っていても疲れることはありません。上には荷物棚もあるため荷物が多くても安心です。キャリーバックなどの大きなお荷物はアテンダントさんが預かってくれます。アテンダントさんの様子

「丹後くろまつ号」森の朝食コースを体験

京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」森の朝食コースは、福知山駅から出発します。福知山駅は大阪・京都からアクセスしやすいのも魅力の一つ。

▼福知山駅までのアクセス

お車をご利用の場合 ■大阪方面から
中国自動車道~
舞鶴若狭自動車道より福知山
■京都方面から
中国自動車道~
舞鶴若狭自動車道より福知山
高速バスをご利用の場合 大阪より直通バス
京都より直通バス
電車をご利用の場合 ■大阪駅から
JR福知山線で福知山駅へ
■京都駅から
JR嵯峨野線快速で福知山駅へ

福知山行きのバス 予約・詳細はこちら

「丹後くろまつ号」森の朝食コース運行ルート

森の朝食コースは福知山駅を出発した後、春はきれいな桜を車窓から楽しめる牧駅や、鬼の伝説で有名な大江駅を経て天橋立駅に到着します。

また、お昼前には天橋立駅に到着するため、午後から観光に出かけるにもおすすめです!

▼運行スケジュール

福知山駅(10:10発)

大江山口内宮駅停車(約26分)

天橋立駅(11:53着)

丹後くろまつ号「森の朝食コース」食事メニュー&内容

森の朝食コース

北近畿を代表する洋菓子店“パティスリーカフェ カタシマ”がプロデュースしたメニューがこちら。

まずは左から、

・季節のフルーツジュレ~白桃とレモンバームの香り~

・トルドル・オ・ザマンド スリーズ

・フランス伝統のクイニーアマン

をご紹介します。

大きめにカットされた季節のフルーツがたくさん入ったジュレは、朝にふさわしいフレッシュな味わい。特に栗田(くんだ)のいちごと丹後由良のみかんの甘味がかなり強く、桃の味のさっぱりとしたジュレとよく合います。器も涼し気で、中のフルーツが見えてかわいい!

ねじったデニッシュ生地にアーモンドクリームとグリオットチェリーを加えたデニッシュは、酸味と甘みがちょうどよいバランス。サクサクとした歯ごたえと、アーモンドクリームのしっとり加減が絶妙です。

特に美味しかったのが、フランスの伝統菓子であるクイニーアマンです。バターの風味がしっかりとあり、どこか懐かしさを感じる味わいです。スイーツを食べているような贅沢な気分になりました。

クレーム・ダンジュとマリアージュフレール紅茶

続いて、

・クレーム・ダンジュ~天滝ゆずと日向夏のソース~
・マリアージュ フレール紅茶 アールグレイ インペリアル

をご紹介します。

クレーム・タンジュはさっぱりとしたチーズケーキのような味わい。丹波の氷上ヨーグルトとチーズを使用しています。口の中に入れるとホロホロと溶けてしまうくらい、優しい口当たりです。天滝ゆずのマーマレードに日向夏の果汁を加えたソースがさらにその魅力を引き立てます。

天滝ゆずと日向夏のソースを紅茶に入れる

おすすめなのは、マリアージュ フレール紅茶に天滝ゆずと日向夏のソースを少し入れて飲むこと。ソースのフレッシュな香りと味わいが、アールグレイのそれと交わって朝にピッタリの爽やかな1杯に変身します。

お土産

「丹後くろまつ号」おすすめポイントのひとつが、こちらのお土産。なんと各コース違った、地元特産品のお土産のプレゼントがあります。森の朝食コースのお土産は「天滝ゆずと生姜のジュレ」でした。これももちろん、“パティスリーカフェ カタシマ”がプロデュースしたものです。

こんな朝食があれば、そのあとの1日や観光が素敵なものになること間違いなし!森の朝食コース、皆さんぜひ体験してみてくださいね。

▼「森の朝食コース」詳細はこちら

運行期間 2020年4月3日~2020年9月27日
運行日 金・土・日・祝
ダイヤ 福知山(10:10発)⇒天橋立(11:53着)
料金 おひとり様 4,400円(税込)

丹後くろまつ号コース詳細はこちら

「丹後くろまつ号」大人のスイーツコースを体験

続いては、「大人のスイーツコース」をご紹介します。このコースは、西舞鶴駅から出発します。

▼西舞鶴駅へのアクセス

お車をご利用の場合 ■大阪方面から
中国自動車道~
舞鶴若狭自動車道「舞鶴西IC」
■京都方面から
京都縦貫自動車道~
舞鶴若狭自動車道「舞鶴西IC」
高速バスをご利用の場合 大阪より直通バス
京都より直通バス
電車をご利用の場合 ■大阪駅から
京都駅経由(京都駅より直通特急などで)
福知山線(特急)・山陰線(普通)・舞鶴線(普通)
■京都駅から
直通特急「まいづる号」

 

「丹後くろまつ号」大人のスイーツコース運行ルート

由良川橋梁からの景色

▲由良川橋梁からの景色

大人のスイーツコースは西舞鶴駅を出発した後、絶景が楽しめる由良川橋梁や奈具海岸を経て天橋立駅に到着します。約1時間の運行時間で、気軽に北近畿の美しい自然を満喫できるコースです。天橋立駅に到着したあとは旅館に戻ってゆっくり過ごすのもいいですね。

▼運行スケジュール

西舞鶴駅(15:30発)

由良川橋梁徐行

奈具海岸停車(約2分)

天橋立駅(16:32着)

「丹後くろまつ号」大人のスイーツコース食事メニュー&内容

大人のスイーツコース

左から、

・ミルフィーユ・ノワール(黒いミルフィーユ)

・サヴァラン<オランジュ>

の2種類です。

3層に分かれたミルフィーユは、ラム、コアントロー、クレームドフレーズ(イチゴのお酒)がそれぞれ入っているそうです。それほどお酒は強く感じず、それぞれの層に違った美味しさがありました。全て甘さは控えめで、オトナにも嬉しいポイントです。

また、右のサヴァランはブリオッシュにグランマニエとフレッシュオレンジのシロップをたっぷり染みこませたスイーツ。口の中に入れた瞬間、オレンジシロップの香りと甘みがじゅわっと広がります。不思議な食感に病みつきになってしまいました!

2種のスイーツのボリュームはちょうどよく、このあと夕食が待っていても大丈夫です。

丹鉄珈琲

甘いモノのお供と言えば、コーヒー!という方も多いのでは?

「大人のスイーツコース」では、京都丹後鉄道でしか味わえない「丹鉄珈琲」をおかわり自由で楽しむことができます。その日によって違うブレンドが楽しめるそうです。

・丹鉄珈琲

奈具海岸にて2分停車

奈具海岸の景色

道中、短い時間ですが、「丹後くろまつ号」は奈具海岸で2分停車します。写真撮影にもおすすめスポットです。晴れていれば水平線まで見渡せる奈具海岸はとても美しいです。アテンダントさんが、車窓から見える景色を説明してくださるのも嬉しいポイントのひとつ。

冠島と沓島
晴れていれば、写真のように無人島である「冠(かんむり)島」「沓(くつ)島」が見えます。「冠島」は島の全体が国の天然記念物に指定されているそうです。

丹後くろまつ号の車窓

この日は雲が多く、島々をはっきりと見ることはできませんでした。しかし、たまたま虹を見ることができ、ラッキーでした!

奈具海岸の景色

天気が良ければ、このような景色が見られるそうです。

マフィンのお土産

最後は、お決まりのお土産をいただいて終了です。大人のスイーツコースでは、マフィンのお土産をいただくことができます。

舞鶴を代表する「アメイロビストロ アルル」と「ブーランジェリー モンクール」が初めてタッグを組んで生まれたスイーツをぜひ食べてみませんか?

※このコースは洋酒を使用しておりますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠・授乳期の方、運転時などはご注意ください。

▼「大人のスイーツコース」詳細はこちら

運行期間 2020年4月4日~2020年9月27日
運行日 土・日・祝
ダイヤ 西舞鶴(15:30発)⇒天橋立(16:32着)
料金 おひとり様 4,200円(税込)
運休日 2020年4月4日、11日、12日、18日、19日

丹後くろまつ号コース詳細はこちら

さいごに

京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」の新しい2コースをご紹介しました。どちらのコースも、試作を重ね作り上げた「丹後くろまつ号」だけのお食事です。北近畿を訪れたことのある方も、ない方も、きっと楽しめるコース内容になっています。

ぜひ京都丹後鉄道 丹後くろまつ号に乗車されてみてはいかがでしょうか。

お伽御膳コース(ランチ)、丹後地肴コース(ワイン・日本酒飲み放題)のレポートはこちら。
お伽御膳コース・丹後地肴コース

ライター:ばたやん(ウィラコレ!編集部)

乗車体験
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この記事のライター

ウィラコレ!編集部
WILLERを知り尽くした社員の中でも、特に商品知識と移動の頻度が高いメンバーで構成された特別な編集チームが執筆しています。「旅行」や「推し活」に精通したメンバー独自の視点で、高速バス・夜行バスの乗車体験記、テーマパークや観... もっと見る


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