個室感のある夜行バス・高速バスとは?メリットや具体的な種類、値段まで解説!

個室感のある夜行バス・高速バスとは?メリットや具体的な種類、値段まで解説!

個室感のある夜行バス・高速バスとは、扉や仕切りがつき、プライバシーを守れるシートを備えたバスです。本記事では、個室感のある夜行バスのメリットや種類、値段について解説します。快適性の高い長距離バスをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

個室感のある夜行バス・高速バスとは?


個室感のある夜行バス・高速バスとは、通常のバスと異なり、各座席が独立して部屋のようになっているバスを指します。カーテンやパーテーションで仕切るタイプや、扉が設置されているタイプなど、バスによってシートの仕様はさまざまです。
仕切りや扉があれば、隣席が気にならなくなり、カプセルホテルのような感覚で乗車できます。

個室感のあるバスが登場した背景

近年、夜行バスは夜間に移動して朝に目的地へ到着する点が、タイムパフォーマンスに優れていると評価され人気を集めています。一方で、夜行バスだと快眠できず、疲労感が残るとの声があるのも事実です。

また、他の乗客を気にせず夜行バスを使用したいという人も増加傾向にあります。そこで、「より快適に夜行バスで移動したい」という乗客のニーズに応えるために、個室感のあるバスが誕生しました。

個室感のある夜行バス・高速バスの機能とサービス

個室感のある夜行バスや高速バスには、快適性を高めるための工夫がたくさん凝らされています。以下では、具体的な機能とサービスについて紹介します。

仕切りによる安心のプライベート空間

個室感のある夜行バス・高速バスの利点は、座席を自分だけのプライベート空間にできるところです。仕切りを使うことで、隣席の気配やトイレ移動、車掌の見回りの音も最小限に抑えられるので、ゆったりと過ごせます。

また、プライバシーを確保できるため、女性も安心して利用できるのも嬉しいポイントです。周囲の目が気になって夜行バスや高速バスを使えなかった方も、気軽に利用できるでしょう。

通常よりも広いスペースと快適な座席

プライベートな空間だけでなく、1座席あたりのスペースが広いのも個室感のあるバスの魅力です。スペースが広いため、フラットに近い角度までリクライニングを倒せて、通常のシートよりも快適な眠りを叶えてくれます。

また、電動リクライニングに対応している場合も多く、背もたれを倒す際の手間を軽減できるのも人気のポイントです。さらに、座席幅が広く、クッション性の高いシートを採用しているため、長距離移動でも心地よい時間を過ごせるでしょう。

集中して仕事もできる作業スペース

個室感があり、広い空間を備えた座席であれば、備え付けのテーブルも作業台として自由に活用できます。多くの夜行バスでは、座席にコンセント が付いているので、パソコンを使った作業を行う場合にも最適です。

個室感があるからこそ、周囲の気配を気にせず作業に集中できます。ただ眠るだけでなく、仕事をする場合でも個室感のある長距離バスが役立つでしょう。

WILLER EXPRESSの半個室・個室感のあるバスの種類

WILLER EXPRESSでは、半個室・個室感のあるバスが揃っています。以下では、各シートの特徴について紹介するので、お好みのバスを選ぶ際にご参考ください。

シェル型シートの「ReBorn」


「ReBorn」は、座席数を18席に絞ることで空間に余裕を持たせ、全席にシェル型シートを採用しているのが特徴です。リクライニングは最大で155度まで倒れ、ほぼフラットに近い状態で休めます。また、シートの座面幅は59cm、シェル内は60.6cmと、ゆとりのあるプライベート空間を実現しているのも嬉しいポイントです。

木をふんだんに使った温もりのある「Luxia」


「Luxia」は、木をふんだんに使用した温もりのある空間が魅力です。床面には木目調のシートを使い、フローリングのような上質感を演出しています。イエローを基調としたシートからは、リビングソファに座っているような居心地の良さを感じられるでしょう。また、カーテンの仕切りが付き、プライベートな空間もしっかり確保できます。

3列シートでカーテンのついた「COMODO」


「COMODO」は、隣席との間にカーテンを設置し、個室感覚で利用できるシートです。シートの座面幅は55cmと広めに取られているため、窮屈さを感じずゆったり過ごせます。さらに、背面には物掛けフックや網ポケットが付き、収納性もバッチリです。

巨大カノピーで4列でも個室感のある「Prime」


「Prime」は、席の上部に「カノピー」と呼ばれる巨大なフードが付き、すっぽりと視界を遮れるのが特徴です。リーズナブルな4列シートながらも、個室に近い空間で心地良く移動時間を過ごせます。また、カノピーの内側にスマホホルダーがあるため、夜間でも周囲を気にせずスマホを使えるところも魅力です。

女性に大人気のカノピー付きシート「RELAX」


「RELAX」は、全席カノピー付きの4列シートです。巨大なカノピーで顔周りを覆えるため、寝顔を気にせずリラックスできます。また、レッグレストやフットレスト、クッションも付いており、快適な寝心地を叶えてくれるでしょう。隣席との仕切りは高めに設計されているので、プライバシーを守りながらくつろげます。

シェル型シートとカノピーで圧倒的個室感を実現「DOME」


「DOME」では、後ろを気にせずリクライニングできるシェル型シートを採用。さらに、周囲の視線や音を遮るカノピーも付いているため、隣席を気にせず過ごせます。また、カノピー内部にはスマホホルダーが設置されており、夜間のスマホ使用が可能なところも嬉しいポイントです。

半個室バスの費用の目安

シート名 シート
タイプ
最大角度 シート幅 シート
間隔
レッグ
レスト
フット
レスト
リボーン 3列 約155度 座面:59cm
シェル内:60.6cm
158cm
ラクシア 3列独立 約145度 座面:51.5cm
肘あり:57cm
116cm
コモド 3列独立 約140度 座面:55cm
肘あり:56cm
93cm
エコノミー 4列 約120度 約42cm 75cm
ドーム 3列 約130度 座面:55cm
シェル内:57.8cm
108cm

※2023年10月調査時点の価格

以下では各区間の最安値について紹介します。ただし、バスの利用価格は、シーズンや曜日によって大きく変動するので、最新情報は公式サイトを参考にしてください。

東京・大阪間

東京大阪間を運行しているのは「ReBorn」「COMODO」「Prime」「RELAX」の4タイプです。最も安価なのは4列シートの「RELAX」。4,900円〜と、比較的リーズナブルな価格で利用できます。「RELAX」は4列シートではあるものの、カノピーが付いているため、個室に近い感覚で過ごせるでしょう。

東京-大阪の夜行バス・高速バスを調べる

東京・仙台間

東京・仙台間を運行しているのは「Luxia」「COMODO」「RELAX」です。「RELAX」はどちらも3,300円~と、「Luxia」と比べて4,000円近くリーズナブルな価格で利用できます。一方、「Luxia」と「COMODO」はどちらもゆとりのある3列シートなので、快適に乗車できるでしょう。

東京-仙台の夜行バス・高速バスを調べる

大阪・博多間

大阪・博多間を運行しているのは「COMODO」と「RELAX」です。最安値は4,300円~と、新幹線や飛行機よりもリーズナブルな価格で利用できます。どちらも仕切りがあるうえ、レッグレストやフットレストなども付いているため、長距離移動の疲れを軽減できるでしょう。

大阪-博多の夜行バス・高速バスを調べる

複数人で利用する個室感のあるシートは ?


複数人で夜行バスを利用する場合は、シートの配置を意識するのが大切です。以下では、グループで夜行バスに乗車する際に押さえておきたいポイントを紹介します。

個室感のある夜行バスは一人使用

現時点で、個室感のあるシートは1人用のみに限られ、複数人での使用を想定したシートはありません。家族やカップルで夜行バスを利用する場合は、隣り合った席を指定するのがおすすめです。

なお、WILLER TRAVELの会員になると、WILLER EXPRESSのバスと一部のバスで座席の指定ができます。複数人で夜行バスを利用する際には、ぜひ会員登録をご検討ください。

座席指定サービスが便利!WILLER会員について詳しく見る

グループで夜行バスを利用する際の注意点

グループで夜行バスを利用する際には、周囲への配慮を忘れないのが大切です。例えば、大声で話すなど他の乗客に迷惑がかかる行為は控える必要があります。

また、個室感があるバスでも、完全に個室になっているわけではないため、飲食関係にも注意してください。ファストフードなど匂いのきつい食べ物を食べたり、お酒を飲んで騒いだりといった迷惑行為は避けましょう。

グループでバスを利用する際の注意点の詳細を詳しく見る

個室感のある夜行バス・高速バスに関するQ&A

Q.個室感のあるバスのメリットは?

個室感のあるバスは、プライバシーを守れる点がメリットです。カーテンやカノピーなどで仕切れば、周囲の目線を気にせずリラックスできます。また、テーブルやコンセント、Wi-Fi付きのシートなら、パソコン作業に集中できるのも大きな利点です。

Q.個室感のあるバスの料金はいくらですか?

バスの料金は、シートの種類によって変わります。例えば、WILLER EXPRESS の場合、東京-大阪は「Prime」で5,500円~、東京-仙台は「COMODO」で3,200円~です。ただし、価格はシーズンや曜日によって変わるため、公式サイトで最新情報を確認してください。

Q.個室感のあるバスはどのサイトで選べますか?

個室感のあるバスを選ぶなら、WILLER EXPRESSがおすすめです。全席シェル型シートの「ReBorn」や、カーテンで仕切れる「Luxia」や「COMODO」など、個室に近い空間でゆったり過ごせるシートが揃っています。夜行バスで快適に移動したい場合は、ぜひご利用ください。

個室感のある夜行バスで、移動時間も快適に過ごしましょう

個室感のある夜行バスは、隣席を気にせずリラックスできるところが魅力です。また、テーブルやコンセント、Wi-Fiも揃っていれば、パソコン作業にも集中できます。プライバシーを守りながらリーズナブルに長距離を移動したい場合は、個室間のある夜行バスを使用するのはいかがでしょうか。

WILLER EXPRESSでは、快適な長距離移動を叶えるシートを提供しております。周囲の視線を遮るカノピー付きシェル型シートや、カーテンの仕切りがついたシートなど、個室感のあるシートを揃えています。プライバシーを守れる夜行バスをお探しの際は、ぜひご利用ください。

WILLER EXPRESSのバスの種類一覧はこちら

お役立ち
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Line

この記事のライター

サッチ
総合旅行業務取扱管理者を含む旅のスペシャリストたちによる編集チームで執筆しています。 高速バス・夜行バスのご利用に関連した情報を盛りだくさんでお届けします。高速バスのことを知ってもらうための基本情報をはじめとして、全国各地... もっと見る


PAGE TOP