丹後くろまつ号 地肴コース 海の上で乾杯!
※本記事は、2024年10月21日に更新しました。最新の情報とは異なる可能性があります。
2024年10月から新しく始まった、海の京都の魚と地酒を味わえる「地肴コース」を体験してきました。
地肴コースでは、奈具海岸の美しい景色と、当日の朝に地元でとれた新鮮な魚、日本酒初心者でも飲みやすい地酒3種が楽しめます。
今回は、海の京都を満喫できる地肴コースをレポートします。
地肴コース ~海の京都の魚と地酒~
海の京都を味わっていただけるたっぷりの海の幸と、地元のお酒と一緒にお楽しみいただけるコースです。
海が見える奈具海岸では5分間停車し、海の景色を背景に地酒と、新鮮な京都のお魚料理を楽しむことができます。
また、由良川橋梁を渡る時には徐行するので、まるで海の上を走っているような体験ができます。
運行ルート
地肴コースは朝から天橋立を楽しんだ後でも乗車できる時間帯に運行します。
また、これからの季節は日の入りがより早くなるので、素敵な夕日と海を一緒に楽しむことができます。
16:05 天橋立駅出発
↓
奈具海岸【約5分間停車】
↓
由良川橋梁徐行
↓
17:24 西舞鶴駅着
天橋立駅までのアクセス
電車 | 【大阪から】約2時間20分/5,920円~ 大阪駅→(特急こうのとり 5号)→福知山駅→(特急はしだて3号)→天橋立駅【京都から】約2時間10分/4,800円~ 京都駅→(特急はしだて 3号)→天橋立駅 ※通常切符の指定席特急券+乗車券料金 |
高速バス | 【大阪から】直通バスで約2時間40分
【京都から】直通バスで約2時間 |
車 | 【大阪方面から】 名神高速道路~大山崎JCT~京都縦貫自動車道 【京都方面から】 京都縦貫自動車道 |
地肴コース、食レポ!
~お品書き~
・茹でカニ足と地魚のお造り
・地魚のカニ味噌焼き
・久美浜産牡蠣の揚げ出汁
・クリームチーズの西京漬け
・丹後ばら寿司ロール
地酒三種(当日提供されたのは以下の3種)
い:金シャリ(純米大吟醸)― 白杉酒造、京丹後市
ろ:酒呑童子 にごり酒(辛口本醸酒) ― ハクレイ酒造、宮津市
は:ちゃった(純米酒)― 池田酒造、舞鶴市
~食レポ~
地肴コースのメニューはこちら。
(左側から)久美浜産牡蠣の揚げ出汁/クリームチーズの西京漬け/茹でカニ足と地魚のお造り/地魚のカニ味噌焼き
一品一品、食レポしていきます!
まず、茹でカニと地魚のお造りは、近海で獲れた紅ズワイガニと、上からカンパチ・サワラ・カジキという地魚の盛り合わせでした。
アテンダントさんによると、すべて当日の朝にとれたもので、新鮮なものを用意するために地魚の構成は日によって違うそうです。
どれも新鮮で臭みのない美味しいお造りでした。個人的なお気に入りはサワラ。
軽く炙られていて、炙りの風味が口いっぱい広がってとても美味しかったです。
地魚のカニ味噌焼きはシイラという魚でした。
淡白な味の白身魚に濃厚なカニ味噌ソースがかけられていて、バランスのいいお味でした。
優しいお味のため、何かアクセントが欲しい方は上にかけられている糸唐辛子と一緒に食べるのがオススメです。
ピリ辛のアクセントと淡白な白身と濃厚なソースの組み合わせが絶妙でした。
イチオシは久美浜産牡蠣の揚げ出汁。
大粒の地物の牡蠣の天ぷらの上に、優しい出汁のあんがかけられているメニューです。
これを食べられるなんて幸せでしかない、と思いながらパクっと… 想像を超える美味しさでした。
生臭みも全くなく、身がこんなに大きいのに牡蠣の風味は薄くならず、だしの旨味も味わいながら美味しくいただきました。
最後にはクリームチーズの西京漬けを食べました。
濃厚なチーズが後に出てくる日本酒と相性抜群でした。
チーズを食べた後、日本酒でさっぱり… これぞ大人のおつまみですかね。
地肴コースの主役、地酒3種
口の中の幸せを満喫していると地酒3種が提供されました。
どれも飲みやすく、それぞれの味がはっきりしていたので、おつまみに合わせて飲めるのが一つの楽しみでした。
私のオススメは【い:金シャリ(純米大吟醸)】、
独特な風味がありつつも辛すぎず、飲みやすい味でお酒が進みました。
お酒が飲めない方はソフトドリンクに変更できます。
海の上で乾杯
海の上で乾杯。忘れられない思い出になりました。
車窓には青い海と空が目いっぱいに入って、手元にはおいしい日本酒と地魚のお料理…
幸せが目の前にある気分でした。
しっとりと柔らかく、チーズのほどよい甘さとベリーソースの酸味が相性抜群で、全くくどくなく、美味しかったです!
後にいただく珈琲ともぴったりです◎
最後まで楽しめる地肴コース
海を見ながらぼーっとしていると丹後ばら寿司ロールが提供されました。
丹後の郷土料理『ばら寿司』を食べやすい巻き寿司にしたものです。
ちょうど体が〆の一品を求めていたところだったので大歓迎。
甘辛い鯖のそぼろが白米といい相性でした。
中の具それぞれが他の味を妨げず、自分の味をしっかり持っていたので、コースの最後まで飽きずにいただくことができました。
由良川橋梁を渡るときには列車前面の車窓からも撮影できます。
横の車窓から見るのとは別の感動が感じられました。皆さんもぜひ撮影してみてください。
最後は体を温められるお茶もいただいて、西舞鶴駅に到着しました。
最後に
地肴コースのレポートは以上となります。
すでに観光で有名な京都ですが、京都市内では味わえない「海の京都」の魅力を堪能できた素敵な時間でした。
特に、海の上を走り、好きなものや美味しいものを食べながらのんびりと真っ青な海を眺めたことは一生の思い出になると思います。
今期のコースは2025年3月31日までとなっているので、お見逃しなく!
ぜひ海の上を走る非日常を体験してみてください!
ライター:ヨッシー(ウィラコレ!編集部)
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