最近の「東京三重線」が波乱万丈な件について。
※本記事は、2020年04月22日に更新しました。最新の情報とは異なる可能性があります。
こんにちは。S先生です。
久方ぶりのウィラコレ執筆になります。
私が記事を書くということは、極めてマニアックな内容になることをご承知おきください。
今回取り上げるのは、ここ最近の「東京三重線」の変化についてです。
最近のWILLER EXPRESS全体でのダイヤ改正は、2018年12月24日のものです。
このときはほとんどの路線で便名が変更され、原則下2桁0番台が昼行、50番台が夜行という扱いになりました。
(「B591便はどうなんや?」という疑問を抱かれた方は鋭いです。)
そんな大規模なダイヤ改正をよそに、東京三重線は地味なダイヤ改正を幾度となく繰り返していたのです。今回はその詳細を取り上げます。
脳内に「特別停車のテーマ」を流してお読みください。
*2018年9月30日までのダイヤ改正
これがもともとのダイヤです。2016年10月1日以降はこのダイヤで走り続けてきました。
ベイラインエクスプレス運行便なので、第1/最終配車地が川崎なのが特徴的ですね。
*2018年10月1日のダイヤ改正
しれっと便名が変わります。なぜ便名だけ変えたのでしょうか?
実はこの時、東京名古屋線で大規模な便名変更がありました。
もともと東京名古屋線の延長として走っていた東京三重線は、長らく東京名古屋線と同じ300番台・400番台の便名を使っていましたが、この日から900番台・1000番台に変更されました。ついに東京三重線は名実ともに独り立ちを果たしたのです!
*2018年12月1日のダイヤ改正
独り立ちを果たした東京三重線、ついにこの日から2便体制になりました。しかし、よく見ると名古屋停車が復活しています。独り立ちとは何だったのか…。
というのもこの日からナガシマリゾートへの乗り入れが開始されたためです。ナガシマリゾートにベストな時間に発着しようとすると、四日市より先では発着時間が悪くなってしまうので、手前の名古屋・東岡崎で集客を図ったわけです。
おかげさまで、ナガシマリゾートバス停は学生のお客様を中心に多くご利用いただいています。
ちなみにナガシマスパーランドでは、2019年3月28日に新アトラクション「ハイブリッドコースター 白鯨」がオープンしました。学生旅行・家族旅行などでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
*2018年12月24日のダイヤ改正
先のダイヤはわずか23日間で終わりました。12月24日には便名が変わりつつ、川崎乗り入れがなくなり、YCATに発着が集約されました。いろいろ整理された形になります。
*2019年3月31日のシートタイプ変更
これはダイヤ改正ではないですが、L952便/L1051便のシートタイプが「リラックス(のびのび9列)」、通称「のび9」から「リラックス」に変わりました。これで残る「のび9」の定期運行は東京大阪線の1往復のみになります。
*2019年5月7日のダイヤ改正
「なばなの里」への停車が取りやめになります。これはなばなの里でのイルミネーションが終了するためです。そして地味にYCATの発着時刻が変更されています。
*2019年6月1日のダイヤ改正
「伊勢シーパラダイス」と「ホテルリゾートイン伊勢夫婦岩」(現:ホテルリゾートイン二見)への乗り入れを開始します。
ナガシマリゾート、伊勢神宮、二見浦という三重県の3つの観光地と東京・横浜が結ばれ、今後ますます東京側からのお客様が増えることが期待されます。
2018年10月1日から5回のダイヤ改正と1回のシートタイプ変更をしています。しかもアハ体験のようにじわじわと変化しています。
これだけ頻繁なダイヤ改正は、生活に密着した街中の路線バスでは難しいのでしょうが、観光利用中心のこの路線ならではのものでしょう。とはいえ、既存のバス停(四日市~伊勢市)では発着時刻の変更はなく、一定の配慮は見られます。
増便や延伸など、大きな転換期を迎えた東京三重線。個人的には、アイドルの卵をあらゆるタイアップを通じて大きく育てていっている感覚があります。
夢のワンマンライブ(=名古屋停車がなくなり、再び独り立ちする)はいつになるのでしょうか…。
ライター:S先生(ウィラコレ!編集部)
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