夜行バスの座席はどこがおすすめ?位置別の特徴と選ぶポイントを解説

夜行バスの座席はどこがおすすめ?位置別の特徴と選ぶポイントを解説

夜行バスを快適に利用するためには、座席選びがとても重要です。前方・中間・後方の位置や、窓側・通路側といった違いによって、乗り心地や過ごしやすさは大きく変わります。本記事を通して、夜行バスの座席位置やタイプごとの特徴、快適な移動のための選び方を見ていきましょう。

【編集部メンバーをご紹介】

編集A
就活では夜行バスを20回以上利用。現在も旅行や帰省など年10回以上高速バスを利用するヘビーユーザー。

編集S
大学時代から10年以上、夜行バスを利用。最近は郊外のアウトレットのセールに合わせて、バスで移動するのにはまっている。

ライターM
取材や打ち合わせなどで月に1回くらい高速バスや夜行バスに乗車。できるだけおトクに購入できるチケットを集中的に探している。

ライターO
今までに高速バスを利用したのは数回程度。高速バス初心者なものの、今後利用頻度を上げて行きたいと考えている。

ライターC
推し活歴15年、遠征のために年に10回ほど高速バスを利用するヘビーユーザー。高速バスだけでなく新幹線など高速バス以外の移動手段もよく利用する。

ライターT
友人と中学3年生の時に初めて乗車してから、推し活の遠征では必ず高速バスを利用。推し活を楽しむためコストを抑え、夜間まで遊べる夜行バスに魅力を感じている。

【比較】夜行バスでおすすめの座席はどこ?

座席の位置 こんな人におすすめ
前方 乗り物酔いしやすい方、早めに降車したい方
中間 快適性と安定感を重視する方
後方 周囲を気にせず、ゆったり眠りたい方
窓側 景色や睡眠を重視したい方
通路側 立ち歩きや乗降のしやすさを重視する方
3列シート 1人旅や友人・カップルで快適に移動したい方
3列独立シート 静かでプライベートな空間を重視する方

夜行バスの座席で「一番おすすめはこの席」と一概にいうことはできません。なぜなら、移動中の過ごし方や快適性の基準は人によって異なるからです。

睡眠を重視する方、乗り降りのしやすさを優先する方、あるいは景色を楽しみたい方では、選ぶべき座席が変わってきます。そのため、まずは前方・中間・後方、窓側・通路側といった座席ごとの特徴を把握し、自身の利用目的や快適さの基準と照らし合わせることが重要です。

夜行バスの座席のおすすめポイント【前方・中間・後方別】

まずは、多くのバスに共通する前方・中間・後方それぞれの座席の特徴とおすすめポイントを見ていきましょう。位置ごとの違いを理解しておくことで、自分に合った快適な座席を選びやすくなります。

前方の座席:メリット・デメリット

メリット ・運転席に近いため、安心感がある
・休憩時や目的地到着時に乗り降りしやすい
・停車や発車の状況がわかりやすい
デメリット ・運転席に近く、ライトやアナウンスの影響を受けやすい
・空調が効きすぎている場合がある
・休憩時など、他の乗客の出入りが煩わしい
特徴 乗降のしやすさがある一方、人の出入りや空調の影響を受けやすい。
こんな人におすすめ 乗り物酔いしやすい方、早めに降車したい方

前方の座席の最大のメリットは乗降のしやすさで、トイレ利用が多い方や到着後すぐ降りたい方に便利です。景色を見渡せ、安心感があるため、乗り物酔いしやすい人も負担を軽減できます。

一方、空調の風や休憩時の乗客の出入りが気になることがデメリットです。こうした特徴から、前方席は利便性と安心感を重視する方におすすめです。

【編集部メンバーの声】

編集A
一番前の席って少し狭く感じることありません?できれば一番前は避けたいかなぁ。

ライターO
運転手さんの姿が確認できるのは安心じゃないですか?別に信用していないわけじゃないんですけど、運転手さんの姿が見えていると精神的に落ち着きますよね。

ライターM
私の場合は、その後の用事に合わせて前方をチョイスすることがあります。バスを降りてすぐに取材に出向かなくてはならないときなどは、早朝からサービスエリアで身支度を整えるけど、後方の座席からわざわざ降りるのは気が引けるので…。

(※夜行バスの場合は、運転席と客室の間のカーテンが閉められている場合もあるため、必ずしも運転席が見えるわけではありません。バス会社や車両によるため、事前に確認すると安心です。)

中間の座席:メリット・デメリット

メリット ・前方よりも出入りが少なく落ち着いて過ごせる
・車体の揺れが比較的少なく安定している
・空調の影響を受けにくく、温度が安定しやすい
デメリット ・休憩時の乗降にやや時間がかかる
特徴 バランスの良い位置で、静かさや安定感がある
こんな人におすすめ 快適性と安定感を重視する方

中間の座席は、車体の揺れが少なく、安定しており、移動中も快適に過ごせるのが大きな特徴です。前方に比べると人の出入りも少なく、落ち着きやすいですが、完全に静かな環境というわけではありません。こうした点から、中間席は安定感と快適性を重視し、静かに過ごしたい方におすすめです。

【編集部メンバーの声】

編集S
私は酔いやすいので揺れが少ない、真ん中をよく選びます。

ライターC
ライブ遠征の帰りに利用することが多いので、ライブで疲れた後にしっかり休めるよう、休憩時間に人の気配で目が覚めない後方の席を選ぶようにしています。

ライターT
前方は乗り降りの際に人の視線が気になるし、後方は狭い車内で奥まで行くのが大変だなと感じるときがあります。なので、中間が意外とちょうどよかったりします。前方や後方の予約が埋まっていたら、あえてど真ん中を予約しちゃいます(笑)

後方の座席:メリット・デメリット

メリット ・人の動きが少なく、比較的静かで落ち着いている
・最後列は遠慮せずにリクライニングを利用できる
・後方のため周囲の視線が気になりにくい
デメリット ・乗降の際に遅くなる
・エンジン音や振動が気になる場合がある
特徴 静かでプライベート感がありリクライニングしやすいが、エンジン音には注意が必要
こんな人におすすめ 周囲を気にせず、ゆったり眠りたい方

後方の座席は、前方に比べ周囲の人の動きが少ないため、静かで落ち着いて過ごせるのがメリットです。特に、最後列はリクライニングや視線を気にせず快適に過ごせます。

一方、休憩時の乗降が手間で、運転手との距離から安心感がやや薄く、エンジン音や振動が気になる場合もあります。周囲を気にせずゆったり眠りたい方におすすめです。

【編集部メンバーの声】

ライターM
基本的には後ろに行きますね。出入りが少なくて人の動きが少ないから、比較的静かなんです。私の場合は夜行バスしか使わないので。

編集A
私も後方!「目的地まで降りない」って決めて乗っています。あと、運よく、一番後ろの席だとリクライニングも思いっきりいけちゃいますから、最高ですよね。

ライターO
私は数回しか高速バスを使ったことないというのもあって、出入り口から遠いと運転手さんとコミュニケーションが取りづらい気がして、あまり選びません。

夜行バスの座席のおすすめポイント【窓側・通路側別】

夜行バスの座席は、窓側か通路側かで快適さや利便性が大きく変わります。それぞれの特徴を押さえて、自分に合った座席を選ぶポイントを紹介します。

窓側の座席:メリット・デメリット

メリット ・隣の乗客の休憩などで起こされることがない
・目的地まで、ずっと座ったまま、眠ったままでいられる
・プライベート感があるので、通路側より周囲の視線が気になりにくい
デメリット ・車内通路へのアクセスがやや不便
・降りたいときは、隣の乗客に声を掛ける必要がある
・寒い時期はカーテンを閉めても、窓ガラスから冷気を感じやすい
特徴 窓にもたれて休める一方、降車時や隣の影響を受けやすい。
こんな人におすすめ プライベート感を重視したい方
・睡眠を重視したい方

窓側の座席は、隣の乗客に気兼ねすることなく、プライベート感を保てることが最大のメリットです。窓にもたれて休むことができ、始発から終点まで座ったまま移動したい場合にも最適。

一方で、降りる際は隣の乗客に声をかける必要があり、トイレが近い方や遠慮しがちな方には休憩時の移動がやや負担になることもあります。こうした点から、窓側席はプライベート感や睡眠を重視する方におすすめです。

【編集部メンバーの声】

ライターO
窓側ってトイレの心配とかありませんか?

ライターM
私は一度眠ってしまうと、朝まで目を覚まさないので、あまり気にかけたことはありませんが、確かにトイレが不安な方は通路側の方がいいかもしれませんね。

編集A
私は断然、窓側派なんですが、不測の事態に備えて通路側の人にはきちんとあいさつしますよ。少しだけ仲よくなっておく、というテクニックです。

通路側の座席:メリット・デメリット

メリット ・通路スペースを多少使えるため、足をゆったり伸ばせる
・休憩時や目的地到着時に乗り降りしやすい
・両側に壁がないため、圧迫感が少ない
・トイレに行きやすい
デメリット ・もたれかかってリラックスしづらい
・人通りが多い場合、通路を通る音や振動が気になる
特徴 移動の自由度が高く開放的だが、睡眠や静かさは窓側に比べやや劣る
こんな人におすすめ 乗降のしやすさを重視する方

通路側の座席は、乗降やトイレへの移動がスムーズで、足をゆったり伸ばせるのが大きなメリットです。両側に壁がないため圧迫感も少なく、移動の際に便利な席といえます。

一方、人通りが多く周囲の音や振動が気になる場合があるため、ゆったり過ごしたい人には不向きです。こうした点から、通路側席は乗降のしやすさを重視する方におすすめです。

【編集部メンバーの声】

ライターO
通路側って、出入りが楽なこと以外にどんなメリットがあると思いますか?

編集A
私はあまり利用することがないので、よく分からないですが、体の大きな男性が座られているイメージがありますね。

ライターM
通路側はちょっとだけ足が通路にはみ出したりしても怒られないので、意外と楽ですよ。だから、体が大きい人は通路側のほうが楽なんじゃないですかね。

夜行バスの座席のおすすめポイント【シートタイプ別】

3列シート(2+1)

3列独立シート(1+1+1)

夜行バスでは、座席のシートタイプによって快適さや休みやすさが大きく異なります。シートの特徴を理解して、自分の目的や好みに合った席を選びましょう。

3列シート(2+1)の座席:メリット・デメリット

メリット ・2席が連結しているため、カップルや友人同士で並んで座れる
・窓側1席は独立しているため、隣を気にせず過ごせる
デメリット ・窓側1席は人気が高く、予約が埋まりやすい
・通路側の席は、通路を通る音や振動が気になる
特徴 2席が連結していることで並んで座りやすく、快適性とプライベート感を両立したシート
こんな人におすすめ 1人旅や友人・カップルで快適に移動したい方

3列シート(2+1)は、独立した1席と連結した2席で構成されており、快適性とプライベート感を両立したシートタイプです。連結した2席はカップルや友人同士で並んで座りやすく、窓側1席は独立しているため、隣を気にせず過ごせます。

一方で、窓側1席は人気が高く予約が埋まりやすく、通路側の席は通行人の音や振動を受けやすい点には注意が必要です。以上のことから、1人旅や友人・カップルで快適に移動したい方におすすめの座席です。

【編集部メンバーの声】

編集S
2人で旅行する3列シート(2+1)って良いですよね?連結した2席の場合、横の友達と話しながらバスに乗れるので時間があっという間に過ぎませんか?

ライターC
高速バスはひとりで乗ることがほとんどなので、隣を気にしなくていい独立席をなるべく選ぶようにしています。

ライターT
友達と移動するときは隣に座っている方が一緒に旅行してる感があって好きです!

3列独立シート(1+1+1)の座席:メリット・デメリット

メリット ・各座席が独立しており、プライベート空間を確保できる
・隣を気にせず、リクライニングや足伸ばしができる
・静かで快適な環境で移動できる
デメリット ・どの席も通路側に面するため、通路を通る音や振動が気になる
・座席数が少なく、予約が取りにくい
特徴 各座席が独立しており、周囲を気にせず快適に過ごせる
こんな人におすすめ 静かでプライベートな空間を重視する方

3列独立シートは、各座席が文字通り独立して設置されており、隣を気にせず快適に過ごせるのが大きな特徴です。座席間のスペースも広く、リクライニングや足伸ばしも自由にできるため、長時間移動でも快適に過ごせます。静かでプライベートな空間を重視する方に向いています。

【編集部メンバーの声】

編集S
私は身体が大きいからかもしれませんが座席の列数って結構、気になりませんか?1人で旅行するときは絶対に3列シートを選びます。

ライターC
4列シートよりは隣との間隔が広いのはいいですね。ただ、真ん中の席に座ってしまうと左右の通路で人の行き来があるので、なるべく窓側の席を狙って予約します。

ライターT
私は安さ重視なので3列シ-トに乗ることは少ないのですが、カーテンがあるタイプだと、自分だけの空間で落ち着いて過ごせるのがいいですよね。

WILLER EXPRESSは自分に合った座席選びが可能!

それぞれの席にそれぞれの良さがあることがよくわかりました。自分にあった席を選ぶことが快適なバス旅の助けになりそうです。

また、WILLER TRAVELでは座席指定可能なシートが多数用意されています。対象はラクシア、リボーン、コモドといった人気シートばかり。興味のある方は、一度予約状況を確認してみましょう。

WILLER EXPRESSの座席指定できるシートタイプを詳しく見る

夜行バスの座席やお悩みに関するQ&A

夜行バスを利用する際、座席の位置や快適さについて気になることは多いです。ここでは、座席指定や乗り心地、トイレ事情など、よくある疑問にQ&A形式でお答えします。

Q1. 座席指定なしの高速バスでは、女性が後方に指定されることが多い?

A. 女性の冷え対策のため、後方に割り振られることが多いです。

一般的には、前方が男性、中央が男女混合、後方が女性という座席になることが多いです。WILLER TRAVELで取り扱うバスでは、女性の隣は女性になるよう座席割りシステムを導入しています。

Q2. 一番前の座席は足元が狭いって本当?

A. 前に座席がないため足を伸ばしにくく、窮屈に感じる場合があります。

一番前の席は、前に座席がないため通常の席のように足を前方に伸ばすことができず、足元が窮屈に感じる場合があります。特に長時間の移動では、この窮屈さが気になる方も多いです。WILLER EXPRESSではこうした点を考慮し、最前列は最後に埋めるように調整しており、空席を残すことで利用者全員に対して公平感を保つ工夫がされています。

Q3. 前方の座席の方が乗り物酔いしにくい?

A. 理論上は中央席の方が揺れにくいとされますが、個人差が大きく、一概にはいえません。

理論上、バスの中央席は揺れが少なく、安定しており、前方の席はやや揺れやすいとされています。しかし、乗り物酔いには個人差や心理的要素も大きく影響するため、一概にどの席が酔いにくいとは言えません。WILLER EXPRESSのドライバーは揺れを最小限に抑える運転を心がけています。

Q4. 前方の座席なら運転手の様子を伺える?

A. 夜行バスではカーテンがあるため、運転手の様子は見えません。

夜行バスでは、車内の快適性を保つためにカーテンが閉められることが多く、運転手の姿を直接確認することはできません。しかしWILLER EXPRESSでは、眠気センサーの導入やドライバーの健康管理の徹底など、安全運転を確保するためのさまざまな取り組みを行っています。

Q5. トイレのない夜行バスでトイレに行きたくなったらどうする?

A. 一般的には運転手に直接伝えます。

WILLER EXPRESSでは24時間対応のメール連絡システムを導入しています。
一般的な高速バスでは、どうしてもトイレを我慢できない場合は運転手に直接伝えて臨時停車をお願いするしかありません。WILLER EXPRESSでは統括センターにメールで連絡できる仕組みが整っており、乗客の要望は無線を通じてドライバーへ即座に伝えられます。この仕組みにより、周囲を気にせずに伝えられる利便性が人気です。

座席ごとの特徴を知り、自分の好みに合わせて指定しよう

高速バス・夜行バスの座席位置について、座談会の様子をご紹介しました。座席の前・後ろ、窓側や通路側のどれがいいかは各自で大きく異なるようですね。人によって違うからこそ、こだわりたいポイントでもあります。

WILLER TRAVELでは予約時に座席指定可能なシートタイプを多数取り揃えています。自分の好みに合わせた座席指定で快適なバス移動を叶えましょう。今回の記事を参考に、ぜひ座席指定を利用してみてください。

【WILLER TRAVEL】高速バス・夜行バスを探す

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この記事のライター

サッチ
総合旅行業務取扱管理者を含む旅のスペシャリストたちによる編集チームで執筆しています。 高速バス・夜行バスのご利用に関連した情報を盛りだくさんでお届けします。高速バスのことを知ってもらうための基本情報をはじめとして、全国各地... もっと見る


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