【愛媛県・松山のおすすめ観光スポット】朝から道後温泉・グルメを満喫!
※本記事は、2020年04月22日に更新しました。最新の情報とは異なる可能性があります。
格安で目的地までアクセスできる上に、到着後は朝からすぐに観光が楽しめるのは夜行バスのメリット。しかし、朝到着してすぐに楽しめる観光スポットって限られていますよね。今回は、愛媛県・松山で朝から観光を楽しめる過ごし方、おすすめスポットをご紹介します。
愛媛観光 道後温泉
愛媛の松山といえば「道後温泉」が有名ですね。
この旅で私が利用したウィラーの夜行バスは、早朝6時15分には松山市内の終点「一番町三越前」バス停に到着しました。道後温泉へは、このバス停から50メートルほど歩いた「大街道」停留所から市内を走る路面電車に乗り10分少々で行くことができます。
明治時代の駅舎を再現した道後温泉駅を降りると、目の前には「ハイカラ商店街」の入り口があり、浴衣を着た人々が道後温泉の外湯を巡りながら街を散策しています。アーケードの入口右側に観光協会があり、周辺に何か所かコインロッカーがあるので、荷物が多い方は預けるとよいでしょう。ただ台数はあまり多くないので注意が必要です。
「ハイカラ通り」を3分ほど歩くと、ホテルや日帰り温泉がずらりと立ち並ぶ通りに。突き当たりを右に曲がると道後温泉本館、右には道後温泉外湯が2軒、計3軒の日帰り温泉があります。
もっとも有名な「道後温泉本館」は、2019年現在改修工事のため館内一部のみ営業。映画『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルになったとも言われる格式のある本館は後から眺めるとして、今回は2017年にオープンした別館「道後温泉 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」に行きましょう。
道後温泉は日本最古の温泉ともいわれ、最古で3000年以上前の記録が残っています。平安時代には聖徳太子がここで疲れを癒した記録も残っていることにちなみ、飛鳥時代の神殿の作りをコンセプトにした「飛鳥乃湯泉」が2017年にオープンしました。新しく広々とした大浴場で、さらりと肌に優しい温泉を存分に楽しむことができます。
大きな浴槽の後ろには、男性浴場には石鎚山が、女性浴場には瀬戸内の海のタイルアートが施されています。30分に1回はプロジェクションマッピングで、タイルアート上に「石鎚山からの日の出」「にきたづからの船出(万葉集から由来する)」などが映し出されるので、うっかり見逃さないよう注意です。名湯の大浴場で思う存分に疲れた身体を伸ばしましょう。
「飛鳥乃湯泉」で嬉しいのは、温泉だけでなくアメニティグッズの充実ぶり。館内で提供される浴衣はBEAMS製の絣(かすり)の浴衣で、肌になじみやすく、ずっと身につけていたい通気性の良さです。(浴衣のデザインにより料金の違いあり)
その昔、聖徳太子が温泉のまわりの椿の様子をたたえたことから、大浴場内はシャンプー・リンス・コンディショナーが「TSUBAKI」。椿の花は道後温泉の象徴ともいえるべき存在なのです。その縁で松山市と資生堂が提携し、この豪華なアメニティが実現したのです。ちなみに更衣室の化粧水も「専科」でした。
「飛鳥乃湯泉」は料金によって以下の3つのプランがあります。
- 1階浴室 入浴のみ 大人:610円小人:300円
- 2階大広間 1階浴室入浴+2階大広間休憩(お茶・お茶菓子) 大人:1280円小人:630円
- 2階個室休憩 1階浴室入浴+2階個室休憩(お茶・お茶菓子) 大人:1690円小人:830円
※その他家族風呂あり
1階に大浴場があり、3つのプランの料金によってその後の過ごし方が違ってきますが、あえて今回は2階の大広間を利用しましょう。和紙で作られた行灯と外からの柔らかい光が心地よく、ぜいたくな空間です。
2階に上がると目の前に広がる「大広間」で、入浴時間込みで90分間ゆっくり休むことができます。
温泉を出て大広間に戻ると、お茶菓子の接待を受けることができます。せっかくなので、中庭を見渡せる縁側に出ていただきましょう。
温泉上がりにいただけるのは、椿の花をかたどった白あんのお饅頭。お茶を淹れている湯呑みも砥部焼(とべやき)の「ひろみ窯」窯元・山田ひろみさんの作品で、椿の花が描かれた湯呑みを唇につけると、なめらかで優しい砥部焼の感触に心がほぐれます。焼き物の魅力って、美しさだけじゃないんですね。
踏みしめる縁側のヒノキの感触も心地よく、温泉に入ったことで気持ちよくまったりとしたひとときを過ごすことができました。
館内の木材は愛媛産の「媛(ひめ)ひのき」で統一されています。心地よい香りが漂う中に趣向を凝らした壁、床に陶器・署などが並び、建物全体がミュージアムのようです。目に体に心に、これ以上ない癒しを与えてくれる「飛鳥乃湯泉」、利用時間の90分はあっという間に過ぎていきました。
住所:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町19−22
TEL:089-932-1126
営業時間: 6:00~23:00
定休日:無休
愛媛観光 グルメを堪能
温泉でたっぷり癒され、改修工事中の「道後温泉本館」を眺めた後は、愛媛の地元グルメをいただきましょう。本館前には数々の飲食店が立ち並び、絶品グルメがよりどりみどりですよ。
まずは、道後温泉本館前の「谷本蒲鉾店」で、瀬戸内特産の魚を使った「じゃこ天」(税込210円)「じゃこカツ」(税込340 円)をいただきましょう。
愛媛県なら大体どこにでも売っている「じゃこ天」は、瀬戸内海で獲れた小魚を、丸ごと丹念にすり潰して、木枠で形を整えて揚げた愛媛県のご当地グルメです。骨や皮の食感も楽しく、カルシウムたっぷりの「じゃこ天」は注文を受けてからお店で揚げてくれるので、アツアツをいただけます。噛むごとに魚の旨味があふれるじゃこ天、お酒にも合いそうですね。
住所:〒795-0842松山市道後湯之町20
TEL:089-933-3032
営業時間: 8時30分~21時00分
定休日:不定休
続いて、愛媛県の郷土菓子・タルトをいただきましょう。通常タルトと聞けばケーキのタルトを想像すると思いますが、愛媛県の郷土菓子のタルトはカステラの生地であんこを巻いたものです。タルトは、愛媛県内の至るところで販売されています。
その中でも有名なのは、明治16年から松山で愛されている「一六タルト」。道後温泉本館前の「一六本舗道後本館前店」のイートインでは、タルト型のテーブルで数々の種類のタルトをゆっくりいただくことができます。
「一六タルト」だけでも何種類も揃うのですが、「坊っちゃん団子」「しょうゆ餅」など昔ながらの愛媛のおやつも1個からいただくことができます。
一六タルトのお供には、瀬戸内の海をイメージした「道後スカッシュ」(税込540円)をどうぞ。柚子とざくろのシロップを使ったフルーティーな香りが、温泉でほぐれた身体に染みわたります。
住所:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町20−17
TEL:089-921-2116
営業時間:8:30~22:00(2階「一六茶寮」は11:00~19:00)
定休日:年中無休(2階「一六茶寮」は木曜定休)
愛媛観光 ハイカラ通り
明治時代の道後温泉には、まだ当時旧制中学の英語教師であった夏目漱石や、正岡子規・高浜虚子などもよく訪れていたそうです。後に名作小説『坊ちゃん』にも「住田の温泉」として描かれた道後温泉や「ハイカラ街道」を歩けば、明治時代にタイムスリップしたような気分が味わえます。
駅前の足湯・からくり時計などを眺めながらハイカラ通りを散策するだけでも飽きることがありません。道後温泉は古くは聖徳太子、夏目漱石や正岡子規も足しげく通った温泉です。
最後に
いかがでしたでしょうか。愛媛県・松山はとても歴史のある街で、温泉、グルメなど様々なものが楽しむことができます。まるでタイムスリップしたような気分が味わえるのも愛媛県の魅力ですよね。ぜひ愛媛県へ旅行する際は、今回紹介したスポットも訪れてみてください。
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