【大阪⇔愛媛・松山】高速バス・夜行バスのおすすめ3列独立シート≪コモドシート≫に乗ってみた
※本記事は、2022年02月17日に更新しました。最新の情報とは異なる可能性があります。
安くて便利な高速バス・夜行バス。しかし長時間乗るとなると、体力の消耗が少し気になりますよね。また高速バス・夜行バスは窮屈というイメージからか、寝られないか心配な方も多いのでしょうか。そんな人におすすめなのが、ゆったりくつろげる機能を多数搭載したWILLER EXPRESSの3列独立・コモドシート!今回は、大阪から愛媛県の松山までの夜行バスに3列のコモドシートに乗車してみましたので、その魅力をご紹介いたします。
WILLER大阪梅田ターミナルで出発の準備
大阪から松山へ向かう高速バスの出発点、WILLER大阪梅田ターミナルの近辺はカフェや飲食店も多く、出発までの時間を潰すにはうってつけです。バス発着場の裏側にある「ウィラーエクスプレスカフェ」も夜の23時まで営業しているので、乗車受付の直前までゆっくりコーヒーを飲みながら待つことができます。
夕方に仕事を終えてから夜行バスに乗られる方は、コインロッカーに荷物を預けてスッキリ旅立つのもよいのではないでしょうか。WILLERターミナルは、かなりの数のコインロッカーがある上に、女性の方に嬉しいターミナル内にパウダールーム完備という親切ぶり。仕事のことはすっきり忘れて、四国・松山に旅立ちましょう!
このピンクのステップを踏みしめてバスに乗り込むのも、個人的には何だかワクワクするんですよね。今回は大阪から松山まで約400km弱、8時間弱の夜行バスの旅。ここで結論から言いましょう。
「コモドシートむっちゃ快適! 次の日の観光も疲れ知らず!」でした。
では、じっくり体を休めることができ、翌朝からフルパワーで観光を楽しめるコモドシートの秘密に迫っていきましょう。
ぐるっと360度、自分だけの空間
コモドシートは、従来のリラックスシートの後ろ側に、8席のみ設置されています。
こうして見るとほぼカーテンで座席が見えていないですね。それもそのはず、コモドシートは、後ろから前まで、ぐるっと360度カーテンで囲まれているのです。乗車した際は、カーテンの隅にある「ピンクのひらひら(マジックテープ)」を、カーテンレール側にぴたっと留めましょう。明かりが漏れないカーテンに守られたコモドシートなら、隣の席への光を気にせずネットサーフィンができます。消灯時間まで、存分に松山の情報をリサーチするもよし、動画でもゲームでも、お気に召すまま。とても乗り心地が良く、ネットサーフィンの後は消灯時間まで原稿を書いていました。ここまで気ままに過ごせるのもコモドシートならでは。もちろん、安全運転で松山まで運んでくれた乗務員さんのお陰でもあります。
リクライニングは最大傾斜140度! 男性でもゆったり
カーテンを開けて「コモド」シートをのぞいてみましょう。包み込むような乗り心地の秘密は、「シートの横幅」と「足元」にあります。コモドシートの横幅は、今までWILLER EXPRESSのバスで一般的だったリラックスシートより10cmほど広い55cm。もちろん背もたれも、ふくらはぎを支えるレッグレストもぐんと広いので、大柄な人が体を預けても、どっしりと包み込んでくれます。しかも、足元も広々!私は身長181cm、股下83cmとかなり大柄な方でしたが、ぐるっとカーテンに包まれた中で、存分に足を伸ばして休むことができました。
コモドシートの電源とカップホルダーは座席右横にあります。最近の高速バス・夜行バスはUSB電源も多くなってきましたが、デジカメのバッテリー、モバイルバッテリー、タブレットや2台目の携帯(社用携帯など)、ワイヤレスヘッドホンなど充電するものがスマホ以外にも結構あるので、コンセントの方が何かと安心。
三木サービスエリアで休憩
バスは大阪からUSJ・神戸三宮に立ち寄った後、休憩地点に到着しました。大阪―松山線では3回の休憩時間があり、いずれも30分程度のトイレ休憩をとっていきます。(※交通事情等により休憩場所や時間の変更あり)1回目の休憩地点は山陽自動車道「三木サービスエリア」。このサービスエリアは、関西有数の人気サービスエリアです。お土産屋さんやフードコートなど、構内の半分ほどのスペースが24時間営業。お土産を買い忘れた人も、時間ギリギリに乗車して食事がとれなかった人も大丈夫! しかもトイレが新しくてキレイなのも嬉しいところです。
ちなみに車内に戻って飲食などされる方はコモドシートの場合、座席右横からテーブルが引き出せます。高速バスのテーブルは前の座席についている場合が多いですが、座席と距離があると使いづらいので、右横から出るタイプはありがたいんですよね。
車内の飲食はニオイが強いものは避けましょう。
「安眠」を支えるヘッドレスト&フッドレスト
三木サービスエリアを過ぎると、バス車内も消灯時間に入ります。快適なシートに包まれて、ゆったり安眠モードに入りましょう。
コモドシートは、「頭」と「足」をさりげなく支えてくれます。
コモドシートのヘッドレスト(枕)はWILLER EXPRESSで一般的なリラックスシートよりやや大きいのも特長です。またヘッドレストのクッションの柔らかさも別格。プリントされたロゴがぐっと曲がるほどのクッション力は、全体重の約10%の重量とも言われる頭部をしっかり支えてくれます。
足元のフットレスト(足置き)も全面クッションで、大きい足をドンと置ける面積があります。バスのフットレストといえば「鉄部分が剥き出し」だったり「サイズが小さい」ものも多い中で、この広さ・柔らかさは嬉しい限りですね。フットレストの裏側には、靴下などを収納できる小さな小物入れもあるので、靴下を抜いでシートを倒して、足を伸ばしてくつろぎましょう。ちなみに私が乗車した席はリラックスシートの後ろの席だったので、フットレストはリラックスシートと同じです。フットレスト2つ分使えるのも嬉しいですよね。
松山行きのバスは、三木サービスエリアを出たあとは2箇所の休憩を挟みます。休憩地点でお客さんが次々と車外に出てくつろぐ中、2名の運転手さんがひと息入れるのは、まだ少し先。お客さんへの案内(休憩時間やトイレの場所など)とバス車両の点検など手分けしてテキパキと業務をこなし、その後にようやく一息つけるのです。
この日の松山までの走行も、ふだんから高速バスに乗りなれている筆者からしても、揺れのない快適なバス旅でした。コモドシートの快適さの秘密は、座席だけでなく、乗務員さんの細やかな心配りにもありそうです。
朝から温泉を楽しめる街、今治・松山へ
瀬戸内海を渡り切ったバスは、午前4時55分に今治(四国電力前)に到着。サイクリストに人気の「しまなみ海道」入り口とあって、かなりスポーティーないでたちの方々が下車していきます。
ここから10分少々歩くと、6時からオープンしているサウナ(しまなみ温泉・喜助の湯)もあるので、リフレッシュしてから「しまなみ海道」に向かわれるのも良いのではないでしょうか。
バスは無事に、定刻通り朝6時15分に「松山一番町(三越前)」バス停に到着。めいめい大荷物を抱えて降りていきます。長い運転を終えた乗務員さんも、お客さんの「ありがとう」の声に嬉しそうに応えながら走り去っていきました。
コモドシートなら、熟睡できたおかげで移動の疲れもあまり感じなかったです。朝から街をめいっぱい楽しそうです。
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