夜行・高速バスのマナーを旅行研究家が伝授!リクライニングや飲食事情

夜行バス・高速バスのマナーを徹底解説!長時間乗車するからこそ、マナーは欠かせないもの。旅行研究家でバス旅事情にも詳しい鎌倉淳さんに、初心者でもこれさえ押さえておけばOKな、夜行バス・高速バスの乗車マナーを教えてもらいました。

夜行バス・高速バス 3つの基本マナー

高速バスや夜行バスの乗車マナーを知る前に、まずは、個人の感覚には違いがあるということを頭に入れておきましょう。自分が考えているマナー、こうするべきだと思っていることについて、他の方が必ず同じように考えているとは限らないのです。その中でも、基本的に抑えておくべき3つのマナーからご紹介します。

荷物

大きな荷物はトランクスペースに預け、車内には網棚に乗せられるサイズか、膝上に置けるようなコンパクトなものを持ち込みます。

バス会社のHPを見てみると、持ち込みOKの荷物サイズや、持ち込みできないものが記載されています。「荷物はなるべく持ち込まないのが基本」という認識を持ちながら、乗車前にバス会社のHPを確認しておくと間違いないでしょう。

膝上に乗るサイズの荷物でも、自分の座席の下に置くと、後ろの人の足がつかえる場合もあります。足元に置いた荷物を自分で踏まないようにするために、自分の足が隣の人の方にはみ出してしまうことも。足元に荷物を置くときは、周りの人の迷惑になっていないかどうかを確認しましょう。

シートのリクライニング

後ろの人への配慮をしつつ、バスによって決まっている倒せる範囲内であれば、シートを倒すこと自体は問題ありません。特に夜行バスに関しては、睡眠をとることになりますから、背もたれは倒して寝る方が断然快適!

しかし、自分の感覚が後ろの人の感覚と同じとは限らないので、お互いに声を掛け合うことが大切です。『倒していいですか?』の一言はもちろんですが、休憩時間には乗り降りしやすいように、いったんシートを起こすなどの気遣いも忘れずに。

また、前のシートに膝が当たると、前の人は蹴られたと感じる場合もあるので、倒した後にも注意しましょう。マナーを気にして落ち着けないという人は、リクライニングの影響が後ろの人に出ないように設計されたシェルタイプのシートのバスを選ぶのがおすすめです。

シートのリクライニングについては、高速バスや夜行バスのマナーでも特に議論になりやすい点が多く、実に様々な意見があり、正解がないというのが正直なところです。

会話

車内での会話については、昼行便と夜行便でわずかに求められるマナーが異なります。夜行バスであれば、消灯後はおしゃべりしないのが基本です。ひそひそ声でも静かな車内では結構響きます。

昼間の高速バスの場合は、大声を出して騒がないなど、最低限の配慮があればそれほど気にする必要はないでしょう。

夜行バス・高速バス車内での『飲食マナー』


長時間の移動で、途中お腹がすいてしまうこともあるのでは?車内での飲食に関するマナーも気になるところ。高速バスで飲食をする際に、避けた方が良いものを紹介します。

ニオイが強いもの

特に車内での飲食について問題になりやすいのは、食べ物のニオイ。途中休憩でサービスエリアに立ち寄ることもあるため、売店で軽食を買って車内で食べたいということもありますよね。食べることは旅の醍醐味でもありますが、ニオイについても、個人の感覚の差が大きく、自分では気にならなくとも、他の人にとっては迷惑となるケースがあるので注意が必要です。

もし、車内で何かを食べる場合には、ニオイの強いものは避け、おにぎりやサンドイッチなど手軽に食べられるものがおすすめ!

また、バス会社のHPに飲食に関する注意事項や禁止事項が掲載されている可能性があるので、乗車前に規約をチェックしましょう。夜行バスの場合は、睡眠をとる人が多いため、乗車前に食事を済ませるのが無難です。

汁もの

夜行バス・高速バスで特に避けたいのが、みそ汁やスープなどの汁もの。車内でこぼれると大変ですし、残しても捨てることができないのが厄介。車内を汚してしまうリスクや快適度が下がる恐れを考慮し、なるべく車内には持ち込まないのが賢明な判断と言えます。

お茶や水などのドリンク類も、フタがしっかり閉まるペットボトルのものを選びましょう。

アルコール

アルコール類については、バス会社で禁止されていない限り、多少であれば摂取しても許容範囲と考えられます。しかし、気分がよくなって大声を出すのはNG。酔いが回ると、トイレが近くなったり、気分が悪くなったりする可能性もあるため、節度を持った行動が不可欠です。

夜行バス・高速バスの『スマホと音楽プレーヤーのマナー』


高速バスの中でトラブルになりやすく、最も意識したいのが光と音。特に夜行バスでは細心の注意が必要です。スマホなどの電子機器に関するマナーをご紹介します。

スマホ

仕切りのないタイプの座席では、基本的に消灯後はスマホを使わないようにしましょう。座席にフード(カノピー)がついている仕様のバスでも、意外と隣にスマホの光が漏れてしまうもの。電子機器の使用は、休憩時などに限定してください。

また、窓のカーテンを開けることも、場合によってはマナー違反を招くかもしれません。陽ざしは睡眠を邪魔してしまう可能性があるので、周囲を見回したり、声がけを行ったりする配慮が必要です。

光が気になるという方は、フード(カノピー)なしのタイプのバスに乗車する、アイマスクを装着するなどの対処法を検討してみてはいかがでしょう。

音楽プレーヤー

音楽プレーヤーを利用する場合は、とにかく音漏れしないように気を付けましょう。音漏れしにくいイヤホンやヘッドホンなどのアイテムを活用するのもひとつの手。耳掛け型のイヤホンは特に音漏れがしやすいため、できるだけカナル型のものを選ぶとよいでしょう。

自分では気にならないような小さな音でも、人によっては気になるということがあるため、『これくらいなら大丈夫だろう』と自分の感覚だけで判断しないことが大切です。気になる人もいるかも、という気持ちで配慮することが、トラブルを避ける最良の方法です。

夜行バス・高速バスでの『メイク・身だしなみのマナー』


高速バスや夜行バスでのメイクや身支度に関わる注意点をまとめました。女性にとって、とっても気になるポイントである、メイクや身だしなみの問題。事前に意識したい点を把握しておくと安心して乗車できるはずです。

4列シートの場合、自分の座席でもメイクしない方がよい
4列シートの場合は、自分の座席からはみ出していなくても、化粧をすることは避けましょう。ニオイや音などが周りの迷惑になる可能性があります。

車内でメイクをするという行為については、人によって感覚が異なるものです。万一のトラブルを防ぐためにも、休憩中などにメイクすることを心がけましょう。

トイレを占領してメイクしないこと

メイクに関してよく聞かれるクレームが、メイクのために車内のトイレを占領することです。特に、降車間際はトイレを使いたい人が増えがち。メイクのために長時間トイレを占領することは他の乗客の迷惑になります。

今は、化粧室が充実しているバスターミナルも多いため、乗車前・降車後に落ち着いてメイクをする選択肢を選ぶのが断然おすすめです。

清潔感を意識して乗車しよう

男女問わず、バスに乗る際の身だしなみについて気を付けるべき点があるようです。高速バス・夜行バスは、密閉された車内に多くの人が乗るわけですから、夏場にあまり汗だくの状態で乗らないようにする配慮があると◎

夜行バスであれば、乗車前にシャワーを浴びておく、靴下を変えておくなど体が清潔な状態で乗車しましょう。

夜行バスや高速バス乗車中のメイク事情はコチラ

夜行バス・高速バスでの『時間に関するマナー』

夜行バスや高速バスには、絶対に守らなければならない時間があります。大きく2つ存在する遵守すべき時間について解説します。

出発時間

出発時間までにバスに乗車することは必須行動!出発時間を過ぎた場合、その理由に関わらずバスに乗れない可能性があります。特に、初めてのバス乗り場から乗車する場合は、時間に余裕を持って移動するようにしましょう。

バス会社が指定した集合時間に乗り場に到着しておくために、家を出る時間、バスに乗る前の買い物の時間にあらかじめ余裕を持っておくことが大切です。

休憩時間

夜行バス・高速バスには休憩時間が設けられています。決められた休憩時間を過ぎた場合、遅れた人を待つために時刻通りにバスが出発できません。運行スケジュールの乱れにより、すべての乗客の方に影響が出てしまいます。また、最悪の場合、バスに乗り遅れてしまうケースも少なくありません。休憩を車外でとる場合は、必ずバスの発車時間を記憶する習慣をつけましょう。

夜行バス・高速バスでマナーを守れば、旅の快適度が上がることにつながる

夜行バス・高速バスの乗車マナーについて、専門家の意見をお届けしました。複数の人が同一の空間に長時間ともにいるバス車内。周囲への配慮を怠らないことは、トラブルを避け、自身のバス旅行を楽しく快適にしてくれるものです。

面倒だなと感じる人もいるかもしれませんが、誰もが不愉快な思いをしないために、お互い配慮し合えれば解決できる点ばかりです。どれも難しい対策方法ではないため、ちょっとだけ意識してみるといいかもしれませんね。

※本記事は、2018年09月10日に公開しました。最新の情報と異なる場合があります。ご了承ください。

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