【京丹後グルメ】レストラン列車”丹後くろまつ号”で味わう小野小町ランチ

【京丹後グルメ】レストラン列車”丹後くろまつ号”で味わう小野小町ランチ

観光列車は、列車での移動そのものを観光として楽しむことができると人気です。
京都丹後鉄道の「丹後くろまつ号」は京都丹後鉄道唯一のレストラン列車で、車窓の景色を楽しみながら、美味しいご飯を食べることができます。

また「丹後くろまつ号」では、2023年10月1日~2024年3月31日の間

・モーニングコース
・ランチコース
・地肴コース

の3つのコースを運行しています。どれも魅力的で是非一度は乗ってみたい!と思い、今回はランチコースを体験してきました。

4種類のコース詳細はこちら

天橋立駅から出発

天橋立駅前
天橋立駅から西舞鶴駅を運行する本コースでは、車窓に映る田園風景や日本海の景色が楽しめます。天橋立駅までは、阪急梅田バスターミナルからバスで約2時間半。電車ではJR大阪駅から天橋立駅まで約2時間。いずれも乗り換えなしで行けます。

運行ルート

13時05分 天橋立駅発

奈具海岸 途中停車(約15分間)

由良川橋梁徐行

14時50分 西舞鶴駅着

丹後くろまつ号
ホームで待っていると、丹後くろまつ号がやってきました!真っ黒な車体に和風の装飾がスタイリッシュでかっこいいです。

ランチコース~アテンダント考案小野小町ランチ~

今回のランチコースのテーマは、小野小町ランチ。世界三大美女と言われた小野小町が晩年を過ごしたといわれる京丹後地域。豆乳や黒ゴマ、オリーブオイル、鴨肉などこだわった地元食材を使用し、小野小町を表現したメニューだそうです。

ランチコースの詳細はこちら
乗車すると観光列車アテンダントの方からの挨拶やアナウンスがあります。わからないことがあったら、アテンダントの方に質問するとすぐに答えてくれるので、安心して乗車できました。アナウンスを聞いているうちに、一品目の前菜が運ばれてきました!

焼き葱と鴨ロース 柚子オリーブドレッシング

焼き葱と鴨ロース 柚子オリーブドレッシング
早速、地元食材の鴨肉が登場しました。しっとりとした鴨に柚子とマスタードのドレッシングが相性ぴったりで、爽やかな前菜です。

地魚三種盛り あしらい一式

地魚三種盛り あしらい一式
京丹後産の旬の地魚をKISSUIEN特製醤油でいただきます。
この日の地魚は、「イシナギ」「白エビ」「イサキ」の三種。どれも新鮮で、脂が乗っていて美味しかったです。

京丹波高原豚バラ 天橋立赤ワイン煮込み

京丹波高原豚バラ 天橋立赤ワイン煮込み
甘味があり柔らかい”京丹波高原豚”を天橋立ワインでじっくり煮込んだ一品。箸で簡単に切れてしまう柔らかさでした!

湯葉入り豆乳グラタン

湯葉入り豆乳グラタン
海鮮と旬の野菜などを使用した贅沢でヘルシーな一品。具材は、さつまいも、小かぶ、えび、しめじなど盛りだくさん!さつまいもの濃厚な甘さがグラタンとマッチしていました。

地魚のみぞれがけ

地魚のみぞれがけ
京丹後産の地魚をシンプルに塩麴焼きに。この日の地魚は「スズキ」でした。大根おろしとレモンの香りでさっぱりと素材の味を楽しめます。

蒲入の炙りへしこ茶漬け

蒲入の炙りへしこ茶漬け
「へしこ」とは、鯖を新鮮なうちに塩漬し、米ぬかを使用して伝統の製法で漬け込んだ「鯖の糠漬」で、保存食として古来より伝承されている若狭の名産品です。
大葉や茗荷などの薬味を一緒にいただきます。
へしこは保存食というだけあって塩味が強いので、お茶漬けにぴったりでした!

黒ゴマムース 甘酒ソースがけ

黒ゴマムース 甘酒ソースがけ
黒ごま入りの豆乳ムースの中にあんこが入ったデザート。甘酒のソースがかかっていて、甘酒の風味はしっかりしますが、クセがないので甘酒が苦手な方も食べられそうです。

奈具海岸、由良川橋梁の景色

おいしいお食事をいただいている途中、絶景ポイントでは一時停止や徐行をしてくれます。
奈具海岸 由良川橋梁の景色
車窓に映っているのは、奈具海岸です!ここからは島全体が天然記念物に指定されている「冠島」や舟屋で有名な「伊根」などが見られます。空気が澄んでいるときは、福井県の越前海岸を見ることができるそうです。ここでは約15分ほど停車をして、お食事と共にこの絶景を楽しめます。

丹後くろまつ号
こちらは第二の絶景ポイント、由良川橋梁です。
丹後くろまつ号は、この由良川の河口に架かる宮津市と舞鶴市を結ぶ長さ約551メートルの鉄道橋の上を走ります。ここでは徐行運転をしてくれます。走行中はまるで、海の上を走っているような感覚!くろまつのロゴと、美しい海、赤い鉄道橋のコントラストは美しく、徐行中はシャッターチャンスです。

お土産

このコースではお土産に沿線のオリーブ園であるMAEDA OLIVE FARMのオリーブグリーンティーをいただけます。
帰ってからも、京丹後の味が楽しめる、素敵なサプライズです。
MAEDA OLIVE FARMのオリーブグリーンティー

最後に

美しい日本海の景色とお食事を楽しんでいると、ちょうど西舞鶴駅に到着しました。
丹後くろまつ号でたっぷりグルメを楽しんだ後は、西舞鶴駅周辺をサイクリングで観光するのもおすすめ。グルメも景色も観光も、効率良く堪能できる観光列車。いつもとちょっと違った観光の選択肢に、いかがでしょうか。

ランチコースの詳細はこちら

丹後くろまつ号の詳細はこちら

ライター:むーちょ(ウィラコレ!編集部)

お出かけ
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Line

この記事のライター

ウィラコレ!編集部
WILLERを知り尽くした社員の中でも、特に商品知識と移動の頻度が高いメンバーで構成された特別な編集チームが執筆しています。「旅行」や「推し活」に精通したメンバー独自の視点で、高速バス・夜行バスの乗車体験記、テーマパークや観... もっと見る


PAGE TOP