高速バス・夜行バスには休憩はある?高速バスの休憩時間と回数、過ごし方を解説
※本記事は、2022年03月17日に更新しました。最新の情報とは異なる可能性があります。
夜行バスや高速バスの休憩について解説!バス旅行や出張の際、途中で休憩をはさむのかどうか不安に思う方も多いでしょう。深夜走行のバスでは、車中で就寝することも考えられ、お手洗いのチャンスを逃す心配も。そこで、今回は、高速バス・夜行バスの休憩と過ごし方、注意点などについて取り上げてみました。
目次
高速バス・夜行バスに休憩時間はあるの?
高速バスの走行は基本的に長時間になるため、複数回休憩が設けられています。休憩エリアに近づくとアナウンスを流して注意を促したり、休憩スケジュールの説明に留めたり、対応は様々。
高速バスの昼行便や夜行バスに設けられている休憩時間について、回数と時間について詳しくご紹介します。
休憩の回数
高速バスや夜行バスなどの走行中には、2~3時間に1度、休憩時間が設けられています。高速道路を運行する場合、厚生労働省により推奨されるルールがあるためです。厚生労働省によると、連続2時間程度の運行ごとに10分以上の休憩を設けることが提案されています。
高速バス・夜行バス運行時間が、たとえば9時間所要であれば、約3回程度の休憩が設けられると考えられるでしょう。
休憩の時間
各休憩時間の長さについては、15分~30分であることがほとんど。休憩についても、「旅客自動車運送事業運輸規則第21条」に記載があり、連続運転時間4時間ごとに30分の休憩の確保が定義されています。また、実車距離500km超の運行については、1時間以上(1回20分以上で分割可)の休憩が求められます。
高速バス・夜行バスでの休憩の過ごし方
高速バス、夜行バスの途中休憩の過ごし方を解説します。長旅だからこそ、休憩のタイミングでやっておきたい項目をまとめました。
トイレに行く
バス車両によっては、お手洗い付きの車両もありますが、念のため休憩時はお手洗いに行くことをおすすめします。
車内は乾燥しがちですし、普段より頻繁に水分補給をしているケースも考えられますよね。また、座る時間が長く腹部が圧迫されると尿意をもようするということもあるようです。できる限りトイレの不安要素は取り除いておくことで、車内の快適度も上がるでしょう。
軽食や飲料を買う
休憩をとる高速のサービスエリアには、軽食やドリンクの販売があります。バスの車内は乾燥しやすい環境ですので、水分補給のためのドリンクは休憩のタイミングで補充するとよいでしょう。軽食は昼行便ではショップが営業中であれば購入でき、夜行便の場合は、自動販売機にスナック菓子程度のものが販売されているところも。
お土産を選ぶ
サービスエリアには、周辺地域のお土産が多数取り揃えられています。最終目的地では購入できないご当地グッズや商品なども購入できるチャンス。また、現地でお土産屋さんに立ち寄る手間も省けるのも嬉しいですよね。お土産は旅の良い思い出に欠かせないとも言える要素ですから、お散歩ついでに売り場をチェックしてみてはいかがでしょうか。
体を伸ばす
高速バスでは、乗車中は座ったままの姿勢で何時間も過ごすことになります。お手洗いやお買い物だけでなく、体を伸ばすためにもバスから降車するのが好ましいでしょう。普段とは異なる姿勢を長く続けると、血行が悪くなり肩こりや頭痛の原因になることも。屋外に出て、肩や首、腕などを軽く回すなど、ストレッチの時間にあてるのも有効的です。
高速バス・夜行バス休憩時の注意点
前述では高速バスでの休憩の過ごし方について解説しましたが、ここでは休憩時間で気を付けたい注意点について見てみましょう。
貴重品は携帯する
座席を確保していると、ついつい安心してカバンを座席に置いたままにしていませんか?貴重品は休憩中必ず身につけるよう注意してください。
高速バス・夜行バスの休憩場所ではバスのドアは開けたままの状態。また、乗務員も常に車内を監視しているわけではありません。貴重品がなくなったり、破損していたりなどというハプニングが起こる可能性もゼロとは言い切れません。また万が一、乗り遅れなどの状況に見舞われても、貴重品が手元にあれば対処しやすくなります。
発車時間は入念に確認
高速バスの運行スケジュールで、休憩時間はあらかじめ長さが決まっています。バスを降車する前に、必ず発車時間は把握しましょう。ツアーバスや貸し切りバスとは異なり、発車前の点呼がないケースも多く見られます。
仮に乗り遅れてしまっても、あくまで自己責任となりますので、時間については慎重にとらえる習慣をつけましょう。
車両を覚えておく
サービスエリアで休憩の際、特に気を付けたいのが、車両の乗り間違いです。自身が乗っていたバスの外観や行き先をしっかり覚えましょう。車両の乗り入れが頻繁な大きなサービスエリアでは、似たような外観のバスが何台も停留していることも。同じ行き先の運行便がある可能性も考えられるため、自分が乗っていたバスを見失いがちです。
バス停車場所の把握や、バスの外見、ナンバープレートなど目印になるものを複数覚えておくと安心。スマートホンのカメラで撮影するなど、記録しておくのもおすすめの方法です!
大量に飲食することは控える
サービスエリアでは店内で販売されているスナック菓子を始め、屋外でも軽食などを販売しています。ついついたくさん食べてしまいそうになりますが、バスが一度出発すれば走行中は次の休憩時間まで広いスペースでのお手洗いは使用できません。暴飲暴食によって車中で気分が悪くなることも予想されます。車内で快適に過ごすためにも休憩中の飲食はほどほどに加減しましょう。
購入する飲食物は考慮
飲食物を購入してバスに持ち込む場合も注意が必要です。においが強いものや大きな音がなるようなスナックは避けるのが賢明です。たくさんの乗客を乗せたバス車内では、ささいなことが周囲の方の迷惑となってしまう可能性を考慮しましょう。飴やチョコレート類など手軽に食べられるものをセレクトしてくださいね。
夜行バス、高速バスの休憩後、車両に乗り遅れたらどうなる?
高速バス・夜行バスの休憩で、万が一バスに乗り遅れてしまったら、どうすれば良いのでしょう?もしもの事態に備えて、車両に乗り遅れた時の留意点や対処法をチェック!
乗り遅れは自己責任となる
夜行バスをはじめとする高速バスは、休憩後、発車時間となれば必然サービスエリアを後にします。時刻通りに運行することは重視されるポイントですし、旅程がスムーズに運ばないことで、他の乗客のみなさんにも大きな影響が出てしまうためです。
もし、乗り遅れた場合は、自己責任となってしまいます。バスを離れる際は、出発時間を確認し時刻までに必ずバスに戻ることを最優先してください。
乗り遅れてしまった場合の対処法
万が一バスに乗り遅れてしまったら、慌てずに、まずは運行会社に連絡を入れましょう。同行者がバスに乗車していた場合は、車内で運転手に通達してもらうのも1つの手。運行会社と連絡がついたら、目的地への移動のアドバイスをもらえる場合もあります。
タクシーや公共交通機関の利用が考えられますが、移動にかかる費用は、すべて自己負担なので注意!
夜行バスや高速バスの休憩方法は自由!乗り遅れや乗り間違いには十分に注意
高速バス・夜行バスの休憩について解説しました。高速バスなど長距離運行便の場合、継続運転2、3時間ごとに休憩が設けられます。
休憩中は、お手洗いや気分転換などお好きに行動できます。停車時間や時間帯によってはお土産購入や飲食なども楽しめるでしょう。大きなサービスエリアでは、停車しているバスが多く、似たような車両で乗り間違えを起こさないように気をつけたいものです。休憩前に出発時刻、乗車車両の特徴などをチェックすることを忘れずに!
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