【1日密着】WILLER EXPRESSのバスを日々運行!乗務員さんのお仕事

【1日密着】WILLER EXPRESSのバスを日々運行!乗務員さんのお仕事

バスの運行に欠かせない方といえば…そう、何と言っても乗務員さん!乗務員さんが安心・安全にバスを運行するために、WILLER EXPRESSでは様々な工夫を行っています。今回は乗務員・佐々木さんの1日に密着しながら、WILLER EXPRESS東京営業所・新木場BASEの魅力についてもお伝えします。

9:00 出勤・出庫前点検

出勤後、自身が運転するバスの出庫前点検を行います。整備士さんが既に点検してくれているバスですが、乗務員さんもダブルチェックで点検を行います。

タイヤにホイールを取り付けるナットの緩みや、ベルトの張り、エンジンオイル・冷却水の漏れがないかを1つひとつチェックしていきます。

10:00 出庫

出庫前には必ず点呼・アルコールチェックを行います。

WILLER EXPRESSの乗務員さんは、呼気からアルコールが検出されると厳しい処分の対象になります。チェックを受けた上で、バスを運転されています。

佐々木さんは、主に昼行便を運行する乗務員さんです。WILLER EXPRESSでは、昼行便/夜行便どちらを運転するかはある程度乗務員さんによって決まっています。

速度には「WILLER基準」という一定の決まりがあり、夜行便は90km/h、昼行便は95km/hです。危険回避などやむを得ない場合には100km/hまでですが、基本的には90km/hで運行されています。

13:00 サービスエリアでの休憩

お昼に走るバスは、途中で3回ほど休憩を取ります。休憩中や到着先で、新木場BASEの皆さんのためにお土産を買って帰ることも少なくないそうです。途中で停車したサービスエリアで、その土地のグルメを楽しむことも!

佐々木さんは「短距離の折り返し運転よりも長距離便を運転したい派」だそうです。「いろいろな景色を見られたり、その土地の美味しい食べ物を食べたりできるのが昼行長距離便のいいところですね!」と佐々木さん。

また、皆さんは休憩中に「コキンコキン」という音を聞いたことがありますか?実は、これは乗務員さんがタイヤにホイールを取り付けるナットの緩みを確認するために、点検用のハンマーで1つひとつ叩いて打音検査をしている音なんです。運行中も確認を行うことで、より安全性が高まります。

女性の隣には必ず女性が座ることや、温度が高くなりやすいバス後部にできるだけ女性を配席し、逆に温度が低い前方には男性を配席するなど、WILLER EXPRESSはお客様に快適なバス旅を楽しんでいただけるような工夫をたくさん考えてきました。

サービスエリアでの休憩時間も、その工夫のひとつです。車内にお手洗いがない車輛が多いぶん、休憩の時間を多く取っています。

▲実は、お手洗い付き車輛もあるんです。

少し前まではお手洗い付き車輛のイメージがあまりよくなかったのですが、今ではお手洗い付き車輛の方がいいというお声も多くいただきます。今後はそのような車輛も増えていくかもしれません。

16:00 到着

駐車場に入庫した後は、入庫点呼を受けた後洗車や社内の清掃を行います。WILLER EXPRESS東京営業所にはバス清掃専門の方がいらっしゃいますが、それ以外の場所に到着した際は乗務員が自ら車内清掃をします。

また、WILLER EXPRESS東京営業所にはバスの洗車機もあります。このような大きい機械が前後に動いて、バスを洗車します。

19:00 宿舎にて休息(退勤)

新木場BASEには、乗務員さんが十分な休息を取ることができるよう、宿舎棟と食堂があります。地方から来られた乗務員の皆さんが、ホテルまで行かずとも休息を取ることができるよう、駐車場に隣接した場所に建設されました。宿舎棟の中には約80の部屋があり、連日9割以上が埋まるそうです。

食堂では、どうしても不規則になりがちな乗務員さんの健康を気遣ったメニューがあります。こちらのヘルシーセットは、栄養・カロリー面が考慮された内容になっています。

「仕事前には睡眠・食事を摂るようにしています。運転中はかなり神経を使って集中するので、ON/OFFはしっかり切り替えるようにしていますね。」という佐々木さんの言葉通り、新木場BASEには乗務員さんのことを考えた工夫がたくさんありました。

また、バスの中にも乗務員さんが休憩される仮眠室があります。通常のツーマン運行では、最前列の2席を交代する乗務員さんが使用されることが多いのですが、東京⇔広島・東京⇔岡山間を運行するバスには仮眠室が設けられています。スペースはあまり広くありませんが、実際に寝転んでみると脚が伸ばせて快適に寝られそうでした。

さいごに

乗務員・佐々木さんの1日に密着しました。「乗務員に無理を強いるようなダイヤでシフトが組まれていることは全くなく、働きやすい環境だと感じます。」という佐々木さんの言葉通り、乗務員さんが勤務しやすい工夫がたくさん感じられた取材でした。

また、佐々木さんから「運転することが好きで、人と関わることも好きな自分にとって、乗務員という仕事は天職です!WILLER EXPRESSは過去に利用したことがあり、接客などが良かった印象があって、ここで働きたいと思いましたね。」という言葉もあったように、乗務員さん1人ひとりが安全な運行・お客様のバス乗車体験をよりよいものにすることを意識されているように思いました。

ライター:ばたやん(ウィラコレ!編集部)

トピックス
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Line

この記事のライター

ウィラコレ!編集部
WILLERを知り尽くした社員の中でも、特に商品知識と移動の頻度が高いメンバーで構成された特別な編集チームが執筆しています。「旅行」や「推し活」に精通したメンバー独自の視点で、高速バス・夜行バスの乗車体験記、テーマパークや観... もっと見る


PAGE TOP