【京都丹後鉄道・丹後くろまつ号】絶品スイーツコース・宮津の地肴コース乗車記

【京都丹後鉄道・丹後くろまつ号】絶品スイーツコース・宮津の地肴コース乗車記

京都北部を走る観光列車「丹後くろまつ号」では、列車に乗りながら京丹後の美しい風景と美味しいお料理を楽しむことができます。今回はそんな「丹後くろまつ号」の2020年10月~2021年3月までの2コースに乗車してきたのでご紹介します。

 

京都丹後鉄道 丹後くろまつ号とは

美しい海やのどかな田園風景など、様々に移り変わる車窓の眺めとともに、地元丹後の食材をふんだんに使った料理が楽しめる特別な観光列車です。

ここでしか味わえない上質な旅を存分に楽しむことができます。

 

「丹後くろまつ号」絶品スイーツコースを体験

丹後の歴史を体感できる、和と洋が融合した絶品スイーツコースは西舞鶴駅から出発します。西舞鶴駅は京都からアクセスしやすいのも魅力のひとつです。

▼西舞鶴駅へのアクセス

お車をご利用の場合 大阪方面から
中国自動車道~舞鶴若狭自動車道「舞鶴西IC」
■京都方面から
京都縦貫自動車道~舞鶴若狭自動車道「舞鶴西IC」
高速バスをご利用の場合 大阪より直通バス
京都より直通バス
電車をご利用の場合 ■大阪駅から
京都駅経由(京都駅より直通特急などで)
福知山線(特急)・山陰線(普通)・舞鶴線(普通)
■京都駅から
直通特急「まいづる号」

 

「丹後くろまつ号」絶品スイーツコース運行ルート

絶品スイーツコースは西舞鶴駅を出発した後、景色の綺麗な奈具海岸や100年近い歴史を誇る由良川橋梁を経て天橋立駅に到着します。

 

西舞鶴駅(15:30発)

由良川橋梁徐行

奈具海岸停車(約2分)

天橋立駅(16:32着)

 

「丹後くろまつ号」絶品スイーツコースの食事メニュー&内容

アメイロビストロアルル オーナーシェフである駒井克洋さんがプロデュースしたスイーツは全部で4種類。

・細川幽斎のお膝元、丹後田辺藩抹茶のガトーショコラ(左奥)

・黒胡麻と醤油のブランマンジェ(右奥)

・丹波栗モンブランのエクレア(右手前)

・丹後七姫 安寿姫の塩(神埼の塩)使用 舞鶴神崎産安納芋の塩スイートポテト大福(左手前)

・丹鉄珈琲(今回は与謝野ブレンド)

 

プレートのチョコレートソースは天橋立がイメージされています。

まずガトーショコラは由良川周辺の茶畑で栽培されている「舞鶴茶」を使用しているのが特徴です。程よい甘さで、抹茶の味が引き立たされています。

続いてブランマンジェは黒胡麻の風味が豊かな味わい。醤油を使用されているということで最初は驚きましたが、醤油が香る黒蜜ソースがブランマンジェと絶妙にマッチし、とても美味しかったです。

モンブランのエクレアは、赤石高原の卵を100%使用した香ばしい生地が特徴。丹波栗は上品な甘さで、秋の訪れを感じさせてくれました。

最後に塩スイートポテト大福は、断面を見てお分かりいただけるように、中身がたっぷり詰まっています。クリーミーなスイートポテトに甘酸っぱいりんごのコンポート、キャラメルソテーしたさつまいもなど旬の食材をたくさん味わえます。

列車は16時過ぎに由良川橋梁を通過します。その時に見える「神崎浜」で採れる塩は、塩スイートポテト大福に使用されています。

16:10ごろには、奈具海岸にて2分間停車します。美しい景色をお楽しみいただけます。

「丹後くろまつ号」おすすめポイントのひとつが、こちらのお土産。各コース違った地元特産品のお土産がついてくるんです!

絶品スイーツコースのお土産は、宮津産柑橘の熟成パウンドケーキでした。甘酸っぱい柑橘ジャムがしっとりとしたパウンドケーキによく合っていました。旅の後も、その旅を思い出せるようなお土産をいただけるのはありがたいですね。

 

午後のひとときを、美味しいスイーツとともに楽しんでみるのはいかがでしょうか。皆さんぜひ体験してみてくださいね。

絶品スイーツコースの予約詳細はこちらから

▼絶品スイーツコース詳細はこちら

 

運行期間 2020年10月10日~2021年3月28日
運行日 土・日・祝
ダイヤ 西舞鶴(15:30発)⇒天橋立(16:32着)
料金 おひとり様 4,800円(税込)
お願い 丹後くろまつ号車内に飲食物の持ち込みは、ご遠慮頂いております。旬の食材を使用している為、季節によってメニューの内容が変更になります。

 

「丹後くろまつ号」宮津の地肴コースを体験

続いては、「宮津の地肴コース」をご紹介します。このコースは、天橋立駅から出発します。

▼天橋立駅へのアクセス

 

お車をご利用の場合 ■大阪方面から
中国自動車道より吉川JCT
舞鶴若狭自動車道より綾部JCT
綾部JCTより宮津天橋立IC
■京都方面から
京都縦貫自動車道より綾部JCT
綾部JCTより宮津天橋立IC
高速バスをご利用の場合 ■大阪方面より直通バス約2時間30分
■京都方面より直通バス約2時間
■関東方面より夜行便で約16時間
電車をご利用の場合 ■大阪駅から
JR福知山線・大阪駅から福知山駅乗換
福知山駅から京都丹後鉄道で宮津・天橋立駅へ
■京都駅から
JR山陰本線・京都駅から福知山駅乗換
福知山駅から京都丹後鉄道で宮津・天橋立駅へまたは京都丹後鉄道
京都駅9時25分発:特急「はしだて」1号
京都駅10時25分発:特急「はしだて」3号
京都駅15時25分:特急「はしだて」5号

 

「丹後くろまつ号」宮津の地肴コース運行ルート

宮津の地肴コースは天橋立駅を出発した後、栗田(くんだ)駅にて約19分停車し、奈具海岸にて約12分停車した後、由良川橋梁を徐行して西舞鶴駅に向かいます。

天橋立観光を満喫した後、旅のシメに地酒を楽しめるコースを体験してみてはいかがでしょうか。

 

天橋立駅(17:05発)

栗田駅停車(約19分)

奈具海岸停車(約12分)

由良川橋梁徐行

西舞鶴駅到着(18:19)

列車は途中で奈具海岸に停車します。この場所からは、平安貴族の冠と靴に似ていることからその名がついた、冠島(かんむりじま)・沓島(くつじま)を見ることができます。

列車停車中はぜひ、写真を撮ってみてくださいね。

また、列車は由良川橋梁を速度を落としてゆっくりと走行します。ちょうどこの時間帯は夕日が沈む様子が見られました。夕日が水面に反射してキラキラと光る様子がとても綺麗でした。

「丹後くろまつ号」宮津の地肴コース食事メニュー&内容

地肴を知り尽くした漁師町「宮津市」の職人がつくる5つの魚料理はどれも絶品!

・秋イカの一夜干し(左奥)

・さばのぬか床煮(中央奥)

・ハタハタの南蛮漬け(右奥)

・さくら干(右手前)

・いわし鮨(左手前)

まず秋イカの一夜干しは肉厚の秋イカを一夜干しにすることで旨味を濃縮させているのが特徴。お酒の進む一品です。

続いてさばのぬか床煮は、一般的なさばの煮物ではなく煮ている途中でぬか床を入れているんだとか。塩気の効いた味わいで、こちらもお酒が進む一品です。

ハタハタという魚、聞きなれない方もいらっしゃるとは思いますが、宮津では馴染みのある魚です。三杯酢の味付けがさっぱりとしていて、何匹でも食べたくなってしまいました!

さくら干は、魚を開いて干した形が桜の花びらに似ていることからその名がついた、地元で古くから愛されている干魚です。甘辛い味つけで、奥深い旨味がある一品です。

いわし鮨は日本海で捕れた新鮮な真いわしを3枚におろし、うす塩をして軽く酢で締めた一品。

 

そして、宮津の地肴コースの目玉が何と言っても日本酒の飲み放題!由良ヶ岳の中腹に流れ出る不動の滝の水で作った地元酒造「ハクレイ酒造」の厳選された地酒3種を心ゆくまで楽しむことができます。

 

・しぼったそのまま蔵出し原酒(左)

・にごり酒 酒呑童子(中央)

・香田 特別純米酒(右)

 

まず「い」のお酒はしぼったそのまま蔵出し原酒で、しっかりした味わいが楽しめる本格原酒です。後味はまろやかで、日本酒好きにはたまらない一杯です。

 

続いて「ろ」のお酒はにごり酒 酒吞童子(しゅてんどうじ)です。辛口のお酒で、すっきりとした味わいが特徴です。料理によく合い、お米の香りがしっかりしていました。

 

最後に「は」のお酒は香田(こうでん)特別純米酒です。炭酸と合わせるとスパークリングにもなります。丹後で契約栽培された「山田錦」を100%使用した、大吟醸に負けない美味しさの純米酒です。日本酒をあまり飲み慣れていない私でもどんどんお酒が進みました!

宮津の地肴コースでは、飲み放題のお酒を地酒3種か天橋立ワイン(白)から選ぶことができます。天橋立ワインはフルーティな甘みが特徴です。

最後に徳利いかのお土産をいただきました。スルメイカの内臓を取り除き、空気を入れて膨らまし乾燥させた宮津名物のいかです。

徳利として、熱燗で2~3回程入れて飲み、その後は火であぶり、そのまま徳利ごと食べることができます。

※丹後くろまつ号車内では火気のご使用は不可となっております。火であぶってお召し上がりいただく場合はご自宅でお願い申し上げます。

宮津の地肴コースの予約詳細はこちらから

▼宮津の地肴コース詳細はこちら

 

運行期間 2020年10月10日~2021年3月28日
運行日 土・日・祝
ダイヤ 天橋立(17:05発)→西舞鶴(18:19着)
料金 おひとり様 5,200円(税込)
お願い 丹後くろまつ号車内に飲食物の持ち込みは、ご遠慮頂いております。

 

さいごに

京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」絶品スイーツコースと宮津の地肴コースをご紹介しました。個性的な2つのコース、ぜひ旅の思い出として楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、丹後くろまつ号では絶品スイーツコース、宮津の地肴コースのほかに

・戦国イタリアンコース

・欧風朝食コース

も運行しています。乗車体験記も掲載しているので合わせてご確認下さい。

欧風朝食コース・戦国イタリアンコースレポート
 

ライター:ばたやん(ウィラコレ!編集部)

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この記事のライター

ウィラコレ!編集部
WILLERを知り尽くした社員の中でも、特に商品知識と移動の頻度が高いメンバーで構成された特別な編集チームが執筆しています。「旅行」や「推し活」に精通したメンバー独自の視点で、高速バス・夜行バスの乗車体験記、テーマパークや観... もっと見る


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