【1日密着】WILLER EXPRESSのバス運行をより安全に!運行管理者さんのお仕事
※本記事は、2020年04月22日に更新しました。最新の情報とは異なる可能性があります。
皆さんは、バスの「運行管理者」というお仕事を知っていますか?乗務員はバスを運転するお仕事、整備士はバスのメンテナンスを行うお仕事…では、運行管理者の方々は普段どんなお仕事をされているのでしょうか。
今回はそんな運行管理者・三浦さんの1日に密着します!
13:00 出勤
運行管理者さんの出勤時間は、日によって様々。出勤後、自席でメールをチェックし、前日に起きたトラブルや当日の運行状況などを確認します。
時にはWILLER EXPRESSの安全向上のためミーティングを行い、他部署の方々とも意見交換を行います。営業所のみならず、他の拠点の方々とも関係が深いのがWILLER EXPRESSの特長の一つ。密な連携が取れるからこそ、よりよいバスの運行ができます。
14:00 夜行便の出庫準備
乗務員さんがバスを運行する際に携行する荷物の準備をします。
携行品には、乗務員さんと運行管理者さんが連絡を取る無線や、走行中の眠気を感知し振動で警告する「FEELythm(フィーリズム)」、バスに乗車されるお客様の受付をするタブレットなどが含まれます。
WILLER EXPRESS東京営業所から出発する夜行便は1日に15便あります。その全ての便の携行品をこの時間で準備します。
15:00 乗務員のシフト作成・調整
新木場BASEに勤務される方約70名ぶんのシフト表を作成するのも運行管理者さんのお仕事です。週・月ごとに決まっている勤務時間の上限を意識しながら作成するそうです。
「個人のお休みの希望もできるだけ反映するようにしているので難しいときもありますが、慣れれば間違えることはないですね。」と三浦さん。
東京営業所では、運行管理者さんと乗務員さん、整備士さんがお話しをされているところをよく拝見します。「お子様の運動会や家族旅行などは休んでいただけるようにシフトを組みます。シーズンが被るとちょっと大変です…」ということですが、これも日々のコミュニケーションを大切にしているからこそキャッチできる情報ですね。
16:00 続行便の確認と名簿送付
WILLER EXPRESSのバスは、「所定便」と呼ばれる毎日運行することが確定しているバスと、繁忙期などに席数を増やすために運行される「続行便」というバスがあります。この続行便を管理するのも運行管理者さんのお仕事です。
続行便を運行する会社の乗務員さん宛に乗客名簿を送付します。
17:00 休憩
休憩では新木場DININGで食事を摂ります。乗務員さんたちとお話しされることも多いそうです。
18:00 昼行便の到着・入庫点呼と、夜行便の出庫点呼
お昼に走行したバスを迎えます。携行品を受け取った後、入庫点呼を行います。
また、夜に走るバスの乗務員さんの出庫点呼を行います。点呼では、免許証の確認や道路の運行状況・ダイヤの確認を行います。
23:00 走行中の夜行便の対応
バスの運行中は、多くて4名、少なくとも2名の運行管理者さんが東京営業所に待機しています。
バスを運行中の乗務員さんと無線で会話し、道路状況によって迂回を指示したり、トラブルに対応したりします。
三浦さんによると、「いつどのバスがどこを走っているか把握をしているので、道路状況による指示はあらかじめ先読みしておきますね。」とのこと。ある程度混雑などを予測しておくことで、乗務員さんに的確な指示を送り、定刻通りの運行ができるのですね!
また、皆さんは走行中のバスから乗務員に連絡が可能なVoice@というサービスをご存知でしょうか。
実はこのサービスでは、お客様から送られてきたメールは一旦全て運行管理者さんが目を通し、それから乗務員さんに指示が送られているのです。乗務員さんはもちろん、運転中にPCやスマホでお客様からのメールを確認することはできません。そのため、運行管理者さんが無線で乗務員さんに連絡しています。
1:00~5:00 休憩・仮眠
夜間は、運行管理者が交代で4時間ごとに休憩を取られます。休憩時間ではご飯を食べたり、シャワーしたり、テレビを見たり、寝たり、自由に過ごされています。睡眠をとる場所は新木場BASEの乗務員さんが寝ている宿泊棟なので、乗務員さんと同じように個室に入られます。
ちなみに三浦さんは好きなYoutuberの動画を1本見てから寝られるそうです。自由!
7:00 夜行便の入庫点呼・昼行便の出庫点呼
夜に走行したバスを迎えます。携行品を受け取った後、入庫点呼を行います。また、お昼に走るバスを運転する乗務員さんの出庫点呼を行います。
10:00 退勤
運行管理者さんは基本、昼行便・夜行便に合わせたシフトで勤務されています。この日は夜行便に合わせた勤務でしたが、これがまるまる12時間ずれると、昼行便に合わせた勤務になります。
さいごに
運行管理者・三浦さんの1日に密着しました。乗り物が好きで、とにかく現場に出たい!と熱望したところ、その夢が叶ったそうです。一人ひとりそれぞれの希望を踏まえた上で働き方が決まるのも、WILLER EXPRESS東京営業所の魅力ですね。
「運行管理者」という名前だけでは実際に何をされているのか想像がつきにくかったのですが、バスの運行を遠隔で支えるまさに「縁の下の力持ち」でした。
ライター:ばたやん(ウィラコレ!編集部)
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