丹後くろまつ号「但馬のこだわりディナーコース」でちょっと大人な贅沢旅を!

丹後くろまつ号「但馬のこだわりディナーコース」でちょっと大人な贅沢旅を!

京都北部を走るレストラン列車「丹後くろまつ号」では、列車に乗りながら絶景と絶品料理を楽しむことができます。

2021年10月1日から2021年3月27日まで運行するコースは、「丹波まるごとスイーツコース」、「丹後ちりめん懐石コース」、「但馬のこだわりディナーコース」の3つ。今回は、「但馬のこだわりディナーコース」を体験してきたので詳しくご紹介します!
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3人のシェフが織り成す但馬のこだわりディナーコース

コースについては、「dinings」の創業者でもある千葉知也シェフと、但馬フレンチのパイオニア「レストラン ラ・リビエール」の廣氏佳典シェフ、そして「パティスリーカフェ・カタシマ」の足立晃一チーフパティシエの3人のシェフがコラボしており、但馬の食材を使用した絶品料理を味わうことができます。
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運行ルート

但馬のこだわりディナーコースは城崎温泉駅を出発地とし、そこから緑豊かな森やのどかな田舎町を走り抜けて天橋立駅に向かいます。城崎温泉駅には16時03分に出発するため、それまでの時間は、城崎温泉周辺で外湯巡りや食べ歩き、観光などをゆっくり満喫するのも良いですね!

城崎温泉駅(16時03分発)

天橋立駅(17時32分着)

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1603分に城崎温泉駅出発!

いよいよ丹後くろまつ号に乗車!乗車前に検温とアルコール消毒を行います。アテンダントの方はフェイスシールドとマスク、手袋を装着。安全にご利用できるように新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しています。

検温とアルコール消毒を済ませて車内へ。車内は天然木を贅沢に使用しています。車内へ入った瞬間、木製のテーブルや椅子、暖色のライトなどどこか懐かしさを感じるようなとても落ち着いた雰囲気に心惹かれました。

天橋立に代表される日本海の白砂青松を象徴する「松」をテーマにした丹後くろまつ号は、和モダンで高級感のあるデザインが魅力的です。丹後くろまつ号のデザインは、数々の列車デザインで知られる工業デザイナーの水戸岡鋭治さんによって手がけられました。こだわりの外装や車内をぜひ楽しみましょう!

但馬のこだわりディナーコースの料理内容

テーブルにはコース料理のメニューと、丹後くろまつ号の乗車記念スタンプが押された記念乗車証が置かれていました。旅の思い出となりますね!

コースでは料理だけでなく、お酒も楽しむことができます。今回のコースでは、1皿目にスパークリング日本酒の「金魚」、2皿目に天橋立ワインの赤「海の京都」が提供されるため、この機会にぜひ地元のお酒を料理と一緒に試してみてください!

但馬創作ピンチョス

はじめに、前菜の「但馬創作ピンチョス」が運ばれてきました。diningsの千葉知也シェフが監修した5種類のピンチョスは、見た目が鮮やかで楽しい一品。どれから食べるか悩んでしまいますね。

今回はスパークリング日本酒の「金魚」と呼ばれるお酒と一緒にいただきます。ほんのり甘めな味わいと、すっきりとした発泡感を楽しむことができるお酒です。

紅ズワイガニと朝倉山椒のタルタルソース和え

但馬地方が世界に誇る二大特産品「紅ズワイガニ」と「朝倉山椒」を使用した一品。アボカドのフライに、朝倉山椒入りの自家製タルタルソースで和えた紅ズワイガニが贅沢に乗っています。甘味が強い紅ズワイガニは食べ応えがありました。後からる朝倉山椒の香りが良く、但馬の最高級食材を堪能できました。

鯖とレモンのリエット入り一口シュー

日本海の鯖にレモンやバターなどを加えて作った特製リエットは濃厚な味わいですが、レモンが入っているため爽やかで食べやすかったです。シュー生地と鯖のリエットの間に挟んだ大葉、香ばしいアーモンドが良いアクセントになっていました。

赤イカ・生ハム大根のピクルス巻天滝ゆず風味

天滝ゆずの甘酢で漬け込んだ大根に赤イカと生ハムが巻かれています。ほんのり香るゆずが爽やかで大根と生ハムの塩味の組み合わせがばっちり。また、 赤イカのもっちりした食感と大根のシャキシャキした食感が新食感で驚きの美味しさでした!

バイ貝と柿の甘味噌セビーチェ

冬に旨味を増す日本海のバイ貝と柿を使い、ペルーの名物料理「セビーチェ」風に仕上げられています。セビーチェとは魚介類のマリネのこと。ほのかに鼻を抜けるような黄色唐辛子に、熟した甘い柿とコク深い甘味噌のコントラストがたまらなく美味しいです。バイ貝のコリコリとした歯ごたえも良く、嚙めば嚙むほど旨味が味わえます。

ハタハタの赤唐辛子漬け焼き

脂ののったハタハタと赤唐辛子たれの甘辛さが絶妙です。こちらはかなり濃い味付けとなっているため、最後に食べるのがおすすめとのこと。味は濃いめですが、ズッキーニとミョウガのピクルスがアクセントとなり、後味はさっぱり。少しピリッとした味付けが癖になり、お酒が進んでしまいます。

まだ外は明るいですが、田舎風景やのどかな景色を眺めながらピンチョスとお酒をゆっくり味わう時間を楽しみました。

絶品!とろけるほど柔らかい但馬牛ホホ肉の赤ワイン煮込み、季節の温野菜添え

続いては、レストラン ラ・リビエールの廣氏佳典シェフが届ける渾身の逸品!希少な但馬牛のホホ肉はホロホロと柔らかく絶品でした。ソースは隠し味に赤味噌を使用しているそうで、赤味噌のコクや旨味が凝縮されており、お肉との相性が抜群でした。今回添えられていた季節の温野菜は人参、ブロッコリー、ヤングコーン、ジャガイモで、野菜本来の甘さを感じられ、美味しかったです。

お酒は4種類の黒ぶどうを使用した天橋立ワイン赤をいただきました。黒ぶどうのフルーティーな香りと味わいが特徴的。ワインが苦手な方でも甘味が強い天橋立ワインであれば飲みやすいと思います!

但馬牛ホホ肉の赤ワイン煮込みと一緒に出てきた但馬のブランド米「コウノトリ育むお米」の米粉を使った自家製パンがこれまた絶品。ふわふわもちもちの食感。そのまま食べるのも美味しかったですが、但馬牛ホホ肉の赤ワイン煮込みのソースにつけて食べるとさらに美味しかったので、ぜひお好みで試してみてください!

途中、丹鉄のオリジナルグッズや丹後くろまつ号の車内限定商品が販売されていました。「クリアファイル」や「ペーパークラフト」、丹後くろまつ号を手がけた水戸岡鋭治さんのデザインが施された「てぬぐい」などここでしか購入できないお土産が勢揃いしています。旅の記念に購入してみるのもいいですね!

お酒と料理をゆっくり堪能している間に少しずつ日が落ち、よりロマンチックな雰囲気に。車窓から見える夕暮れ時の移り変わる景色を見れるのはこのデイナーコースだけです!夕暮れ時のひと時に癒されます。

赤鬼ほうじ茶のブラマンジェ、黒蜜と金木犀の香り添え

福知山産の赤鬼ほうじ茶を使用したほうじ茶ゼリーやわらび餅など和素材を活かしたデザートが出てきました。抹茶のチョコレートに金木犀が散りばめられた見た目は色鮮やかできれいです。

グラスの中央にささった筒をゆっくり上に持ち上げて特製ソースをかけます。特製ソースを自分でかけて食べるちょっとしたシチュエーションが楽しいですね!

わらび餅やほうじ茶ゼリーと特製ソースをよく絡めて食べます。わらび餅やほうじ茶ゼリーはぷるぷる食感で、赤鬼ほうじ茶の香ばしい香りが口いっぱいに広がります。上品な甘さなので、食後のデザートにぴったりでした!

デザートには温かい丹鉄珈琲がついてきます。丹鉄珈琲はあっさりした飲みやすい味わいで、和素材のデザートとの相性も良いです。

お土産はこだわりの米と水の純米酒ジュレ!

最後に、乗車記念のお土産に「こだわりの米と水の純米酒ジュレ」をいただきました!但馬の老舗酒蔵「此の友酒造」が造り上げた純米酒「熊座ほまれ」を使用したジュレです。お家で早速実食してみたところ、喉越しが良く、日本酒の旨味をしっかり感じることができて美味しかったです!普段あまり日本酒を飲みませんが、この機会に日本酒の美味しさを体験することができました!

1732分に天橋立駅到着!

約1時間30分の運行を経て天橋立駅に到着しました。降車すると、外は薄暗くなっていました。薄暗い中での丹後くろまつ号の雰囲気もまた素敵です。但馬の食材をたっぷり堪能でき、またのどかな田舎風景や夕暮れの景色を見ることができ、癒しの時間となりました。大満足です!

最後に

今回は、丹後くろまつ号の「但馬のこだわりディナーコース」を紹介しました。ロマンチックな雰囲気の車内で、夕暮れ時の美しい景色と、但馬の食材を使用したシェフこだわりの料理、美味しいお酒を一緒に楽しみながら、ちょっと大人な贅沢時間をぜひ体験してみてください!

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ライター:ちぴ(ウィラコレ!編集部)

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この記事のライター

ウィラコレ!編集部
WILLERを知り尽くした社員の中でも、特に商品知識と移動の頻度が高いメンバーで構成された特別な編集チームが執筆しています。「旅行」や「推し活」に精通したメンバー独自の視点で、高速バス・夜行バスの乗車体験記、テーマパークや観... もっと見る


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